複数の投資信託を使ってアセットアロケーションをくんでいると、投信でくまれたポートフォリオの株や債券が価格変動することによって、そのうち資産配分の比率がくずれていきます。
たとえばいろんな投信やETFをくみあわせて、世界株式:世界債券を7:3のアセットアロケーションでくんでいたのが、数年後には価格変動によって、4:6になっている、ということがありえます。
これをもとの形の比率に修正することを、リバランスと言います。
リバランスは、以下の2つの方法でおこなうことができます。
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オススメの方法は2です。
1の方法だと全体の資産がへってしまううえに、解約時の信託財産留保額によるコストもあります。
どうせやるなら、2の方法で手数料をかけず(ノーロード)に、資産調整をしたほうがいいでしょう。
これを、年に1回か2回程度の頻度でおこないます。
上述のリバランスをしなければならない場合というのは、局地的な投資をおこなう投信を複数使っている場合にかぎります。
たとえば新興国株式や先進国株式、日本債券などで、それぞれ使っている投信が違う、という場合には、リバランスが必要になってきます。
ですのでファンド1本で世界経済全体に分散投資しているバランス型投信を使えば、このリバランスは必要ありません。
これは価格変動によって比率がくずれても、ファンドマネージャーが自動的にリバランスをおこなってくれるためです。
上記で紹介した2のリバランスの方法についても、いちいち比率の減った部分を買い増ししていては、お金がたりなくなってくる、しいては投資に人生をふりまわされる、という展開もありえるので、非常にわずらわしいです。
具体的にコア・サテライト戦略などでポートフォリオをくんでいないかぎり、リバランスが面倒くさい人や初心者は、無難にバランス型ファンドを買うのがオススメです。
当サイトでオススメするこの2つもバランスファンドなので、リバランスは不要となっています。
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