管理人自身もネットビジネスの税金については、
いろんなサイトを見てきましたが、
税金に関する説明は、どれもこれも難しいものばかりです。
もっと税金に疎い人にも優しめに説明された記事があると便利だろうと思い、
今回はアフィリエイトやポイントサイト等、
ネットでお金稼ぎをする際の税金(確定申告)について、
初心者でもわかるように書いていきます。
普通の仕事であれば大体は源泉徴収という形で、
雇用主から自動的に所得税が支払われるのですが、
自営業のネットビジネスでは、
税金は自分から払っていかなければなりません。
確定申告を怠ると、
あとあと国税庁から多額の税金を要求されることがあります。
ネットビジネスで儲かるようになったら、
必ず確定申告をおこなうようにしましょう。
<有職と無職ごとの所得税基礎控除>
仕事を持っている人 (サラリーマン・アルバイト等) | 仕事を持っていない人 (主婦・学生・無職等) |
---|---|
年間20万円以上の副収入で 所得税発生 | 年間38万円以上の副収入で 所得税発生 |
ネットでお金を稼ぐ場合、税金は確定申告という形で、
自分から毎年3月15日までに税務署へ申告します。
とはいえ申告の必要があるのは、
年間のネット収入が20万円を超えた場合です。
他になにも仕事を持っていない無職の人の場合は、
38万円を超えた場合です。
それ以下のネット副収入である場合は、申告の必要はありません。
有職者の人は目安として、
月々に平均1万5000円以上をネットビジネスで稼げるようになったら、
確定申告を意識していくといいでしょう。
<所得税にまつわる言葉の意味>
所得 | 一年間の全収入から経費をひいた金額 |
---|---|
課税所得 | 所得から控除をひいた金額で、最終的な所得税の課税対象 |
経費 | ASPの手数料、ドメイン・サーバー代など |
控除 | 配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除など |
所得とは、収入から経費を引いた金額です。
「収入-経費=所得」ですので、
経費として指定できるお金が多ければ多いほど、
所得を減らすことができます。
しかし基本的にアフィリエイトで経費といえば、
主にはASPやポイントサイトでの換金時に必要となる支払手数料、
あとはせいぜい、サーバー代やドメイン代といった、
通信費程度と思ってください。
情報商材やネットビジネス関連書籍の購入があった場合、
それは図書研究費の経費として計上が可能です。
他、拡大していけば家賃や水道光熱費なども経費となりますが、
それらの計算は按分比率などにより複雑で、
地方の税務署によって経費となるかどうかもまちまちですので、
ここでは省きます。
専業アフィリエイターレベルで稼げている人や、
自分の家を持っている人等、
経費による所得の削減をもっと的確におこないたい方は、
税務署に相談の上、慎重に決めていきましょう。
基本的にネットビジネスのために消費したお金でなければ、
経費としては認められません。
また所得税を減らすには、経費の他にも控除が重要となります。
子供がいる、結婚している等、自分のステータスをよく把握した上で、
自分がどの控除に該当するかを調べておきましょう。
「収入-経費=所得」「所得-控除=課税所得」と計算していくことで、
最終的な所得税の課税所得を導きだしていきます。
なお確定申告は正確には、
年間20万円以上(無職は38万円以上)の収入ではなく、
20万・38万以上の所得がある場合に、
所得税が発生し、申告の義務が生まれます。
しかし不安な人は経費等関係なく、
収入自体が20万・38万を超えた時点で、
確定申告をおこなうことをオススメします。
<収入額を基準としたときの申告方法の選択>
ネットビジネスだけで生計を立てられない人 (ネット副収入の年収が300万円以下) | → 白色申告(現金主義) |
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ネットビジネスだけで生計を立てられる人 (ネット副収入の年収が300万円以上) | → 青色申告(発生主義) |
確定申告の方法は、
おおまかにわけて白色申告と青色申告のふたつがあります。
白色申告は副業レベルの稼ぎの人や確定申告の初心者、
時間をかけずに簡単に納税をおこないたい人などにオススメです。
青色申告は目安として、
年間200~300万円以上のネット副収入があり、
ネットビジネスだけで生計を立てられる人にオススメです。
また複式簿記という複雑な記帳が必要なかわりに、
65万円の特別控除がありますので、
多少面倒になってもいいから払う税金を減らしたい、
という人にも青色申告はオススメです。
厳密には白色申告と青色申告以外にも、
法人化による税金の支払方法があります。
しかし法人化は、
年間1000万円以上のネット収入ができた際に、
考えるものですので、ここでは省きます。
はじめて年間の副収入が20万円を超えた人は、
簡単に白色申告をおこなっていきましょう。
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