つねに使っているため、省エネがもっとも重視される家電です。
年間消費電力量(kWh/年)が小さい冷蔵庫ほど、よいです。
冷却の仕組みや断熱性能の面から、もっぱら内容量の大きい冷蔵庫ほど、消費電力が少なくなる傾向です。
この点は意外な一面ですので、注意する必要があります。
オススメは、内容量400L~500Lの冷蔵庫です。
多くの食品を保存できるにもかかわらず、消費電力(kWh)が少ないため、節約に最適なサイズと言われます。
節約を考えるのであれば、冷蔵庫の形は奥行きがあまりなく、横方向に長いものがオススメです。
これは奥行きがあると、奥の食品がとりだしにくく、開放時間が長くなり、消費電力がかかるためです。
ドアは「片方開き・両方開き・観音開き」の3種類がありますが、オススメは観音開き(フレンチタイプ)です。
ドア開閉時のスペースが小さくてすみ、引っ越しに対応できるので結果的に長いあいだ使える、というメリットがあります。
冷蔵庫にはファン式と直冷式がありますが、オススメはファン式です。
直冷式では霜取りが必要ですが、ファン式ではその必要がないためです。
昨今の冷蔵庫は、基本的にファン式で統一されています。
最新の冷蔵庫は「冷蔵室・冷凍室・氷室」のほかにも「野菜室」があり、健康を考えて野菜や果物のフレッシュジュース(スムージー)をよく飲む人は、非常に活用できます。
昔の冷蔵庫では野菜をラップ包装する必要がありましたが、現在の冷蔵庫では包装の必要はありません。
またシャープなどのプラズマクラスター冷蔵庫を買えば、脱臭や除菌を徹底できます。
食品をいれる場所はあらかじめ決めておき、ドアをあけたらすぐにとりだせるようにします。
また、冷蔵庫には物をいれすぎないことも重要です。
これによって冷蔵庫の内部を、冷気がいきかいやすくします。
冷蔵庫を部屋(リビング)に配置するときは、うしろの壁とのあいだに、すきまを作っておきます。
冷蔵庫は、内部を冷やすときにでる熱を、冷蔵庫のうしろの壁にむかって、外側へと放出しています。
つまりうしろの壁と冷蔵庫が密着していると、熱をスムーズに排出できなくなるのです。
冷蔵庫にビニールカーテンをつけることで節電がうたわれていましたが、これについては、あまり効果はないようです。
冷蔵庫の清掃をするなら、気温の低い冬がオススメです。
重曹を含んだ水をスプレーで冷蔵庫内にふりかけ、数分放置して布でふきとります。
掃除したあとはアルコールスプレーを使うことで、カビの発生をふせげます。
冷凍室は冷蔵室とは違い、食品をできるだけつめこみ、空きスペースを少なくしたほうが、電気代の節約となります。
スペースができる場合は、アイスノンや氷を袋にいれてつめます。
冷蔵庫、冷凍庫、どちらも熱い食品をいれてはいけません。
新商品の冷蔵庫は、年々消費電力量をだいぶ軽減しているので、冷蔵庫は最低でも10年に1回は買いかえるのがオススメです。
最新の冷蔵庫は10万円~15万円程度。
省エネ達成製品には、緑のロゴがついています。
以下、450L冷蔵庫の平均的な消費電力と、電気代単価1kWh23円としたときの電気代の推移です。
年間消費電力量 | 1か月の電気代 | |
---|---|---|
2004年 | 700kWh/年 | 1341円 |
2009年 | 370kWh/年 | 709円 |
2014年 | 220kWh/年 | 421円 |
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