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株価が変化するルールについて知ろう
<投資でお金を稼ぐ方法・株マニュアル7>


株価には決まった変化の仕方があります。

基本的なことなので、しっかり覚えておきましょう。


値幅制限と制限値幅


値幅制限とは、株価が1日に変動できる範囲のことです。

急激な株価の乱高下をふせぐために設定されています。

アメリカなどでは設定されていませんが、日本の証券取引所ではほとんど設定されています。

また、実際に値幅制限に設定されている基準の数字制限値幅と言います。

値幅制限と混同しないようにしましょう。


<制限値幅(2010年版)>

1株の価格制限値幅
100円未満30円
100円以上・200円未満50円
200円以上・500円未満80円
500円以上・700円未満100円
700円以上・1,000円未満150円
1,000円以上・1,500円未満300円
1,500円以上・2,000円未満400円
2,000円以上・3,000円未満500円
3,000円以上・5,000円未満700円
5,000円以上・7,000円未満1,000円
7,000円以上・10,000円未満1,500円

たとえば1株1200円の株なら制限値幅が300円なので、その日に変動できる株価(値幅制限)は900円~1500円ということになります。

このとき1500円の限界まで株価があがることストップ高、900円の限界まで株価がさがることストップ安と言います。

なお、制限値幅は年々変更されています。


呼び値単位


呼び値単位とは、株価が変化できる最小単位の数字のことです。

株価ごとによって異なります。


<呼び値単位(2010年版)>

1株の価格呼び値単位
3,000円以下1円
3,000円以上・5,000円以下5円
5,000円以上・30,000円以下10円
30,000円以上・50,000円以下50円
50,000円以上・300,000円以下100円
300,000円以上・500,000円以下500円

たとえば株価が3500円であれば、呼び値単位は5円なので、株価は最低でも3495円、3505円に推移します。

3503円になったりは、しないわけです。

もちろん株を注文するさいも、この規則に従った価格でしか注文することができません。


制限値幅同様、呼び値単位もまた年々変更されます。


制限値幅と呼び値単位の注意


制限値幅は呼び値単位によっては、実際の値幅よりも多少大きく推移することがあります

たとえば株価2999円の株式であれば、制限値幅は500円ですから、まともに考えればストップ高は3499円です。

しかし3000円代の呼び値単位は5円ですので、3499円という株価は設定できません。

この場合くりあげとなって、結果的に501円を制限値幅とする3500円がストップ高となります。


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