株価には決まった変化の仕方があります。
基本的なことなので、しっかり覚えておきましょう。
値幅制限とは、株価が1日に変動できる範囲のことです。
急激な株価の乱高下をふせぐために設定されています。
アメリカなどでは設定されていませんが、日本の証券取引所ではほとんど設定されています。
また、実際に値幅制限に設定されている基準の数字を制限値幅と言います。
値幅制限と混同しないようにしましょう。
<制限値幅(2010年版)>
1株の価格 | 制限値幅 |
---|---|
100円未満 | 30円 |
100円以上・200円未満 | 50円 |
200円以上・500円未満 | 80円 |
500円以上・700円未満 | 100円 |
700円以上・1,000円未満 | 150円 |
1,000円以上・1,500円未満 | 300円 |
1,500円以上・2,000円未満 | 400円 |
2,000円以上・3,000円未満 | 500円 |
3,000円以上・5,000円未満 | 700円 |
5,000円以上・7,000円未満 | 1,000円 |
7,000円以上・10,000円未満 | 1,500円 |
たとえば1株1200円の株なら制限値幅が300円なので、その日に変動できる株価(値幅制限)は900円~1500円ということになります。
このとき1500円の限界まで株価があがることをストップ高、900円の限界まで株価がさがることをストップ安と言います。
なお、制限値幅は年々変更されています。
呼び値単位とは、株価が変化できる最小単位の数字のことです。
株価ごとによって異なります。
<呼び値単位(2010年版)>
1株の価格 | 呼び値単位 |
---|---|
3,000円以下 | 1円 |
3,000円以上・5,000円以下 | 5円 |
5,000円以上・30,000円以下 | 10円 |
30,000円以上・50,000円以下 | 50円 |
50,000円以上・300,000円以下 | 100円 |
300,000円以上・500,000円以下 | 500円 |
たとえば株価が3500円であれば、呼び値単位は5円なので、株価は最低でも3495円、3505円に推移します。
3503円になったりは、しないわけです。
もちろん株を注文するさいも、この規則に従った価格でしか注文することができません。
制限値幅同様、呼び値単位もまた年々変更されます。
制限値幅は呼び値単位によっては、実際の値幅よりも多少大きく推移することがあります。
たとえば株価2999円の株式であれば、制限値幅は500円ですから、まともに考えればストップ高は3499円です。
しかし3000円代の呼び値単位は5円ですので、3499円という株価は設定できません。
この場合くりあげとなって、結果的に501円を制限値幅とする3500円がストップ高となります。
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