ストキャスティクスは、現在の価格(株価・為替レート)が、過去の価格と比較して安いのか高いのかを、数字にしたものです。
もっぱら逆張りで「売られすぎ・買われすぎ」の判断をくだす、オシレーター系テクニカルチャート分析法のひとつです。
%Kライン、%Dライン、%SDラインという3つのラインを使います。
%Kライン | はやい動き(短期線) |
---|---|
%Dライン | 普通の動き(中期線) |
%SDライン(スロー%Dライン) | おそい動き(長期線) |
これら3つのラインの算出方法は複雑なため、細かい部分については当記事では割愛しますが、基本的には「前日の終値-過去数日間のうちの最安値」を、「過去数日間のうちの最高値-過去数日間のうちの最安値」で割った数字です。
これにより現在の価格(株価・為替レート)が、昔と比べて高いのか安いのかを検討できるわけです。
3つのラインで動きに違いがあるのは、過去何日間ぶんの平均をとるかという点で、違いがあるためです。
Kラインならばだいたい5日間で平均をとりますし、Dラインならば3日間で平均をとります。
SDラインについては、Dラインをさらに3日間ごとの移動平均線にしています。
それぞれ3つのラインは理論上0%~100%の数値を推移しますが、実際は15%~85%以内で推移することが多いです。
<ファースト・ストキャスティクスのシグナル>
|
<スロー・ストキャスティクスのシグナル>
|
ファースト・ストキャスティクスは瞬時に対応できますが、ダマシが発生。
スロー・ストキャスティクスは瞬時に対応できないぶん、確実なデータとなる傾向です。
もっぱらスロー・ストキャスティクスのほうがよく使われます。
より確実にしたい場合は、
|
という基準でも良いですし、
|
というスタイルでも良いでしょう。
また、
|
という判断基準で、さらに確実性をあげることができます。
■ 次ページ RSIとは?
<ほったらかしで月収100万円を継続的に稼ぐ方法>