株の取引方法は、ザラバ方式と板寄せ方式があります。
証券取引所が立会時間(営業時間)での注文なら、ザラバ方式で即時取引がおこなわれます。
<立会時間(株売買の営業時間)> 営業日の9時~11時半・12時半~15時 <株の非営業日>
|
実際に取引をするときには売り注文の数と買い注文の数、そして株価をまとめて表示した「板」をとおしておこないます。
しばしば買い圧力の強い板を買い板、売り圧力の強い板を売り板と言います。
<ザラバ方式の板(例)>
売り注文株数 | 株価 | 買い注文株数 |
---|---|---|
1000 | 703 | |
1000 | 702 | |
6000 | 701 | |
2000 | 700 | |
699 | 8000 | |
698 | 12000 | |
697 | 5000 |
この状態で成行注文をおこなうなら、1株700円で買うことになり、699円で売ることになります。
なお注文株数は、指値注文の数です。
たとえばAさんが1000株を成行で買い、Bさんが702円で200株、指値で売る場合、以下のように板が変化します。
売り注文株数 | 株価 | 買い注文株数 |
---|---|---|
1000 | 703 | |
1200(1000+200) | 702 | |
6000 | 701 | |
1000(2000-1000) | 700 | |
699 | 8000 | |
698 | 12000 | |
697 | 5000 |
Aさんは成行で1000株購入したので、売り注文でいちばん安い価格となっている700円で、すぐに購入が決定します。
なので板でも売りの注文株数から、1000マイナスとなります。
いっぽうBさんは702円で売りの指値注文をだしたので、700円の指値1000株、701円の指値6000株と、702円で自分より先にだされた指値1000株が売れるまで、自分の株は売れないことになります。
この場合株価がさがったりすると、ずっと売れない可能性もありますので注意です。
ここで重要なのは、投資家によって売り注文や買い注文がだされることで、株価はどんどん変化していくということ。
あくまで株を売ったり買ったりするのは企業ではなく投資家たち自身であり、投資家が株価をどんどん変えていくということを、改めて認識することです。
もしあなたが1株500円で1000株を売りたい場合は、同条件の1株500円で1000株を買いたい投資家が現れるまでは、売れないことになります。
以下のようなルールがあります。
|
■ 次ページ 営業時間外の株取引を見てみよう
<関連ページ>
<ほったらかしで月収100万円を継続的に稼ぐ方法>