お金のない人が住宅・不動産などを購入する場合、絶対に通らなければいけない道が、借金(融資・ローン)です。
融資では最初にお金を大量に借りて、その後は、徐々に利息をつけて返済していきます。
たとえば3000万円を借りるなら、利息の500万円をつけて、最終的に返済するお金の総額は3500万円。
それを毎月10万円ずつ返していく、といった形です。
融資をうけるために重要なのは、担保(こちらが将来お金を返せるという保証)であり、お金を借りる以上、融資をしてくれる業者には、こちらからしっかり誠意を示す必要があります。
融資や担保など難しい言葉が並びますが、なんてことはない話で、普通に友達からお金を借りるときのように、貸してくれる相手に「そのうちしっかり返します」ということを、どのように信用させるか、ということが重要になります。
<担保に関わってくるものの例>
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担保として代表的なのが、やはりお金です。
ある程度を先払いすることで、大量のお金を借りることができます。
たとえば、ローンの利息あわせて3500万円の住宅物件を、先に500万円支払うことで購入したとします。
この場合残りの3000万円を、月々10万円ずつ返していけば、25年間で完全に返済できる計算です。
あとは不動産物件ならひきつづき、家賃収入を狙うなり、売却益を狙うなり、新しい不動産を購入するなり、自由となります。
お金を担保にせずとも、土地を担保にすることで、マンションオーナーになる方法があります。
しかし土地を持っている人自体が少ないため、この方法は一般的ではありません。
融資のお金を使って買う予定の、不動産物件の耐用年数で、うけられる融資の額が決まる部分もあります。
お金持ちや、それなりの職についている知り合いに、連帯保証人になってもらう、というのも手です。
しかし親族でもないかぎり、保証人には大きな迷惑をかけてしまうことに注意します。
仕事内容によっても、うけられる融資の額や金利が異なります。
年収500万では年利12%の支払い利息、年収1000万円では年利7%の支払い利息になるなど、大きなひらきがあることに注意します。
毎月の返済を継続的におこなえているかどうかで、この支払い利息はどんどん減らしていくことも可能です。
やはり融資をうけるさいに重要なのは、今後もしっかり本業の仕事を継続し、無駄遣いを極力さける、ということです。
節度のとれた人生を送る覚悟がなければ、融資はうけるべきではありません。
借金を返済する方法として、元利均等返済と元金均等返済があります。
初心者には元利均等返済がオススメです。
これは、最終的に支払うお金の総額は多くなりますが、そのぶん余裕をもって、毎月の返済をおこなうことができるためです。
元金均等返済では、毎月の返済額が多いため、返済に支障をきたす可能性があります。
余裕をもちたい初心者なら、元利均等返済です。
毎月の返済額 | 支払う総額 | |
---|---|---|
元利均等返済 | 少ない | 多い |
元金均等返済 | 多い | 少ない |
不動産などの大きな買い物をしたい、しかし融資や利息が嫌、という場合は、なんとかして自分ですべてお金を用意するしかありません。
たしかに融資は一見危ないものに見えます。
しかし不動産経営などで、目的的に資産を形成しようとするのであれば、それも人生においてひとつのあるべき姿です。
融資を利用すれば、時間を大きく節約できるというのが、なによりの利点でしょう。
借金もコントロール次第でうまく使えば、若いうちから大きく資産形成できるチャンスに、つなげることができます。
実際に複数の不動産経営などで融資をうけている人は、かなりの借金をかかえていますが、だいたい彼らはその不安を帳消しにするほど、不動産に関する勉強をしています。
そして順調に、ローンを返済しています。
知識を習得していくことで、融資に対する不安を解消していくことが重要です。
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