このページでは初心者向けに、投資の醍醐味について解説しています。
投資の最大の醍醐味は「海外資産を持てること」だと私は考えています。
投資では、日本の株や債券といった金融商品以外にも、海外の株や債券にも投資ができます。
このことから、たとえ日本が震災や経済破綻によって没落したとしても、投資で海外資産を持っていれば、日本人が生きながらえる可能性は格段と高くなる。
そんなことが言えてきます。
万一世界全体が戦争など、なんらかの理由で破綻し、世界そのものが落ち込み、全世界の人々と同様に自分の人生が終わってしまう、ということなら、比較的に誰もが納得すると思います。
しかし、アメリカやヨーロッパ圏の人々が海外で平穏に生きているにも関わらず、震災によって日本が終わると同時に自分の人生もまた終わること。
それに納得できる日本人は、なかなかいないのではないでしょうか?
日本の脆さについては、もはや言うまでもありません。
2013年には国の借金(日本国債)が1000兆円を越え、今後も年金などの社会保障費がかさむことを考えれば、増え続けることは必至。
もちろん日本の借金が増えることで、苦労をするのは私達日本人です。
日本はただでさえ借金大国、そして地震大国です。
海外に逃げ道があるなら、しっかりその逃げ道を作っておくべきでしょう。
そういう意味では、世界経済への分散投資も非常にオススメになります。
単純に円安やインフレに備えるという意味でも海外投資は重要ですが、日本が根本的にダメになったときの対策として、海外投資を考慮にいれることも意識するべきです。
とりわけこれは日本人に言えることですが、「資産を増やすこと」よりも「自分の国が駄目になったときのためのリスクヘッジ(回避策)にすること」のほうが、投資の最大の理由になる、とすら言えます。
極端な言い方になりますが、投資をすることで、日本(正確には日本円)に依存している自分を変えることができます。
日本にいる一人ではなく、世界にいる一人になることができる。
日本と命運を共にするのではなく、世界と命運を共にすることができる。
投資を通して、そういうことができるわけです。
自分たちで海外まで働きにいくというのは難しいですが、お金だけを海外で働かせることは容易です。
海外資産の確保のためにも、ぜひ投資は有効活用しましょう。
従来であれば投資というのは時間のある人、知識のある人、お金持ちでないと参加できない、そんな風潮がありました。
しかし現在はネット社会化し、投資の種類も多様化することで、初心者でも気兼ねなく投資に参加することができるようになっています。
投資のプロであれば時間勝負なので、FXなどで徹底的に知識を応用してチャート分析し、短時間で大きな稼ぎを意識しなくてはなりません。
しかし私達のように本業のある一般人は、投資を人生の余興と考え、投信などを使って、じっくり時間をかけて稼ぐことができます。
細かい資産クラス(純金や不動産など)にも投資して、アセットアロケーションを組もうという場合には、そこそこ勉強が必要になりますし、年ごとの資産配分調整(リバランス)も必要です。
しかし普通に銀行預金より利率をあげて、生涯かけて1億円を達成しようという場合には、グローバルバランス型のインデックス投信を、長期投資で使うだけで十分です。
これは本当に、本業の仕事がある方でも気軽にはじめることができます。
銀行口座にお金を入金するような手間しかかかりませんし、なにより月給20万円以下のフリーターですら、堅実にやれば1億円を達成できる、というのは非常に大きいです。
また中期投資も、本業のある人や、忙しい人がやるべき投資法の範疇にいれていいでしょう。
数週間から数か月単位で、成長している株(グロース株)や安い株(バリュー株)を分析して、良質な株に投資していきます。
デイトレードのように1日中相場を見る必要はなく、その一方で長期投資型ファンドよりも、手っ取り早く収益をあげることができるというメリットがあります。
ちなみに、当サイトの中期投資でのオススメは新規公開株(IPO)です。
短期投資は専業にでもして、時間が作れなければ、なかなか稼ぐことはできません。
分析能力が必要なのはもちろん心理学的な要素も絡んできますし、なにより運や勘で左右されるギャンブルでもあります。
仕事のある人は、長期投資・中期投資で攻めていくといいでしょう。
もはや資産運用はアメリカを中心とする先進国では、生活の一部です。
一方日本はいまだに保守的で、銀行の普通預金にこだわる人が多いです。
これは1950年前の大昔から、良質なファンド(投資信託)が長年ずっと存在しているアメリカとは違い、日本のファンドが腐敗していることも原因です。
基本的に日本の多くのファンドというのは、銀行と結託し、私達一般人から手数料をまきあげることしか考えていません。
ファンドは私達の投資活動を代行する業者なので、ファンドが私達に味方をしないかぎり、投資の知識を学ぶ時間のない忙しい人達が資産運用をするのは、非常に難しいのです。
日本の良質な投資信託というのは、現在でも実にかぎられています。
2000年以降のつい最近になって、ようやく出現しはじめたものの、いまだに数えられる程度しか存在しません。
ですので今まで、効率よく資産運用できたサラリーマン達というのは、日本ではきわめてまれな存在だったわけです。
これは逆を言えば、まだ日本では資産運用をするライバルが少ないわけですから、あなたが2010年代のいまから資産運用をはじめることができれば、将来確実に、他の日本人の資産状況と差をつけることができます。
実際に投資をしなくても、投資の知識を身につけることで、否応なしに経済に詳しくなります。
もっとつきつめていけば、お金を稼ぐということがどういうことなのか、すなわち「お金の流れ」を把握できるようになります。
これは私も実際にそうでしたが、お金が人々の「感謝・信頼」でなりたっており、人々がその価値を保証することではじめて使える紙切れであるということは、投資の知識を学習することで実感したことでした。
投資で稼ぐというよりも、お金を稼ぐという視野で投資の知識を身につけていくと、生きていくうえでどんなところにお金稼ぎのチャンスがあるのか、よく見定めることができるようになると思います。
またお金稼ぎに関して、思考を深めることもできます。
株や債券の性質、経済と政治の関係など、後学のためにも、一度投資の知識はひととおり目を通して、お金の流れに敏感になっておくといいです。
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