当ページでは投資信託(投信・ファンド)をはじめるにあたり、基本となる情報についてまとめています。
投資信託にはキャピタルゲイン、分配金の2つの利益があります。
普通の株と同じように、投資信託でも値上がり・値下がりによって差損益(キャピタルゲイン・キャピタルロス)が発生します。
このとき投資信託では基準価額(きじゅんかがく)とよばれる数値が、株の株価にあたるものとなります。
基準価額は、ファンド1万口あたりの価格となります。
<売却差益の例>
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この場合は、50万円の売却益が発生しています。
逆に基準価額がおちれば、損をすることになります。
基準価額については、以下でまとめています。
投資信託では、分配金とよばれるインカムゲインが定期的に発生します。
「分配金20円」と書かれていれば、1万口ごとに20円、ということになります。
なので5000口を持っているなら10円、2万口なら40円です。
分配金がくばられる頻度は、決算の回数によります。
分配金については、以下でまとめています。
投資信託は株、債券、不動産など、複数の金融商品に投資していますが、それらの投資比率を管理する人たちのことを、ファンドマネージャーと言います。
いわゆる投資のプロ達のことで、マクロ経済学的に投資する商品、国、業種などの比率をきめるトップダウン方式、会社のひとつひとつをつぶさに現地調査して成長株を発掘するボトムアップ方式などの手法で、日々ファンドの投資対象を管理します。
ですので私達は投信を利用して、ファンドマネージャー達にアセットアロケーションの管理をうけもってもらうぶん、給料として手数料(信託報酬)を支払うことになります。
これが、普通の株とは大きく違う点となります。
結果的に指数に投資することになるインデックスファンドであれば、この手数料はどんどん安くなっていきます。
逆に指数より上の成果をねらおうとするアクティブファンドだと、手数料は格段に高くなる傾向です。
また、投資信託では株への投資があっても、インカムゲインである株主優待や配当金がでないことにも注意します。
そのかわり、分配金と呼ばれるインカムゲインは発生します。
個別株は単元株数である100株を買うのに、10万円以上を用意する必要がありますが、投資信託は5000円程度から買うことができますし、毎月積立であれば500円からでもOKですので、お金のない人でも手軽にできるのも特徴です。
投資信託は個別株同様、以下のようなネット証券で買えます。
メインコンテンツである投資マニュアルでも再三言っていることですが、投信は、本業持ちの忙しい人には一番オススメです。
投信を利用すれば、銀行で入出金する感覚で投資ができます。
基本的に忙しい人で長期投資がしたい場合は、世界経済インデックスファンドか、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを使っていればいいですが、その選定方法やコツについて具体的に知りたいという人は、この投資信託マニュアルを読んでみてください。
特に自分で投資信託を選ぶ、という場合には、2010年代現在、日本の投資信託はほとんどがブラックです。
売れている投資信託が、かならずしもパフォーマンスが良いというわけではありません。
売れているからといって安易にすぐ買うのではなく、しっかり選択基準の知識を身につけましょう。
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