自分の力ではどうにもできない、運によって左右される能力・特権を「才能」とよぶのなら、確かに才能というものは存在します。
たとえば「生まれ」などの先天性の現象については、どうしようもありません。
まずは、何に生まれたか。(先天性)
そしてそれにより、何を習慣としているか。(後天性)
たとえば私たちは人間に生まれている以上、普通に言語を話すことができます。
日本に生まれていれば日本語を。アメリカやイギリスに生まれていれば英語を。
日本人からしたら英語は難しいですが、英米の人は英語と接する機会が多いため、自然と英語をしゃべれるのが普通。
逆に日本語は外国人には難しいとされますが、私たちは日本語と接する機会が多いので、簡単にしゃべれます。
このように、どこに生まれたかで大衆の習慣(俗習)は異なりますし、自然と身についてくる能力というのも違ってきます。
日本人も英米人もお互いに、自国語の言語をしゃべれるのはあたりまえだけど、日本人にとっては英語をしゃべれることが、英米人にとっては日本語をしゃべれることが、一種の才能に見えます。
しかしみなさんがそうやって才能と思いこんでいる能力のだいたいは、後天的に習慣の継続によって身についていくものなのです。
これはお金稼ぎにも、同じことが言えます。
お金稼ぎを習慣にすることで、お金稼ぎの能力も自然と身につきます。
たとえば富裕層の家にうまれれば、子供はお金の教育を親から自然とうけます。
そのため将来、お金稼ぎに困る可能性は低くなる。
逆に平均的な従業員(企業戦士・社畜)の家庭で育った子供は、平凡な学歴社会にもまれ、将来従業員レベルのお金稼ぎしか、できないことが多いです。
ただ私たち日本の一般人はえてして、このように自分たちのことを富裕層と比較して落胆してしまいがちですが、そのいっぽうで発展途上国にうまれた人々と比べたら、かなり私たちは恵まれているという点も、忘れてはいけません。
世界人口は2011年時点で70億人を突破。
その8割強が、発展途上国のうまれです。
先進国の中でもだいぶ発展している日本に生まれたというだけでも、私たちはそれなりに「運が良かった」と言えます。
それによりお金稼ぎについても、途上国の人々にくらべたら、はるかに水準の高い稼ぎを習慣化できる環境が、整っています。
ここで私が何を言いたいかというと、上を見たり下を見たりして自分の状況に落胆・安心したところで、お金持ちになるうえでは、あまり関係がないということ。
私たち日本の一般人であれ、稼ぎの多い富裕層であれ、稼ぎの少ない途上国の人々であれ、稼げる金額は習慣の質によって決まっていく、ということです。
生まれはどうにもならないにせよ、もっと多くお金を稼ぎたいのなら、私たち一般人は富裕層や、実際に大きく稼いでいる人たちの習慣を、真似していけばいいだけです。
実際途上国の人たちは、そうして私たち先進国の人間の真似をするから、日本に移住してバイトなどで働いたりして、生活水準を高めていくわけです。
これは日本人が英語を学習しようと環境・習慣を変えるのと、まったく同じこと。
生まれがよければ良質な習慣を築きやすい、というだけの話であり、生まれが悪いからといって良質な習慣を築けない、というわけではないのです。
習慣は自分で、しっかり選びとっていくことができます。
才能についてもっと言ってしまうと、たとえば猿にどれだけお金稼ぎのやり方を教育しても、猿にお金稼ぎは無理です。
お金稼ぎはもはや、人間の専売特許。
少なくとも猿や別の動物と比較したとき、人間であるというだけで、私たちはお金稼ぎの能力は高いと言えるのです。
このように人間と別の動物の能力差を比較してしまうと、同じ人間同士の能力差なんてものは、非常に小さなものです。
私たちは同じ人間である以上、スペックにそこまで差はないのです。
本当に考え方次第で、人間の生き方はいくらでもプラス思考に変えれます。
私たちは先進国に生まれているだけで、世界人口の8割以上をしめる途上国の人たちよりも、恵まれています。
もっと言ってしまえば、輪廻転生があるのなら、魚類や爬虫類に生まれることなく、人間に生まれている時点で万々歳。
才能や生まれのことで思いわずらうだけ、時間の無駄というわけです。
「玉磨かざれば光なし」というように、先天的な才能や能力、つまりは「生まれ」よりも、むしろその後に形成していく習慣のほうこそが、お金稼ぎにおいては重要です。
言い換えれば、どんなに生まれが悪くても、あなたが人間である以上、環境や習慣さえ変えていければ、いくらでもお金持ちになれるチャンスはあるということです。
むしろ逆に才能があったり生まれがよくても、お金稼ぎの良質な習慣をつけなければ、一気に貧乏人の状態にたたきおとされます。
筋トレや肉体改造にいそしむ人たちが、わざわざお金をはらってまでジムにいくのも、目標を達成するための環境・習慣を手にいれるためです。
ダンベルなどの機材や、衆人環視の環境を手に入れることで、自宅での自重の筋トレよりも効率的になります。
目的のために必要な環境・習慣化のためなら、お金すら惜しまない。
お金をだして、お金稼ぎやアフィリエイトのセミナーに行く人たちも、まさにそれです。
習慣化しやすい環境にお金をはらって自分をおいこむことで、モノ・情報・人間関係を断捨離・取捨選択。
古い自分を捨て、新しい自分に生まれ変わろうとしているわけです。
それまでのレベルの稼ぎでいいということであれば、特に捨てるものはありません。
しかし稼ぎを大きくしたいのであれば、それまでの自分を変える、もっと言ってしまえば、自分を捨てるということが必要になります。
普通の従業員・バイトだけでなく、鬱病・メンヘラ・ひきこもりとよばれる現代病で、収入がゼロの人たちでも、これは同様です。
ただし一般人と比較すると、家にいる時間が長いぶん、ネットビジネスで荒稼ぎできる環境には、恵まれます。
ひきこもりというのもそう悪くないもので、まわりの人間関係を簡単に遮断できますので、インターネットを介して、お金を稼いでいる人たちの情報だけに接することも可能。
このように世間ではマイナスと認識される要素も、お金稼ぎではうまくメリットに変えることができますので、あとはモチベーションを維持するなど、習慣化のコツ次第です。
実際に大きくお金を稼いでいく人は、お金稼ぎへのモチベーションが大きく、とにかく富裕層になるための習慣を徹底。
毎日どんな情報にふれるか、どんな行動をくりかえすかを、しっかり取捨選択。
アフィリであれ投資であれ、最終的に稼げるのであれば、どんなに細かく、面倒くさくて地味な作業でも習慣化します。
そして一般人の悪習を、排除しています。
当サイトで紹介している稼ぎ方についても、毎日習慣的にやっていかないと、それだけで生計をたてることは難しいです。
どんなに才能のある人でも、いきなり1時間集中するだけで1億円ゲット、ということは不可能です。
富裕層レベルをめざすのであれば、地道にコツコツ、お金稼ぎの習慣化をしていくことが大切です。
当サイトでは個人が富裕層になるにあたり、ネットビジネスのアフィリエイト、転売、デイトレなどをおしていますが、別の方法でも、とりあえずESBIクワドラントのE(従業員)という環境を脱して、S・B(事業主・法人社長)に推移することはできます。
当サイトの基本コンテンツや中級コンテンツを読んでみて、最初は自分にあった稼ぎ方をやってみるのもいいでしょう。
人間は基本的に、自分の身近にいる人の行動を参考にして、真似していきます。
なぜならまわりの人間の習慣を真似をするという行為自体は、そこまでエネルギーのいることではないからです。
特に日本人は「右へならえ」の精神ですので「高校・大学卒業までは学業に専念し、そのあとは従業員として40年間ほど働いてお金稼ぎする」と人生をとらえる人が多い。
なぜならそれが、圧倒的に大多数のライフスタイルだからです。
この大多数のライフスタイルからぬけだそうとすると「出る杭は打たれる」ということで、まわりから非難されることもしばしばです。
しかしまわりの従業員収入の人間に価値観を同調しつづけると、結局自分もまた低賃金の従業員人生を、やりつづけるしかなくなります。
ですので一般人が富裕層になるためには「まわりの人間に同調せずに反発する能力」が不可欠で、かなりエネルギーを使います。
この能力はエネルギーがかかるものの、一般人から富裕層になる以外でも、人間が変化・成長するうえでは、非常に重要なもの。
ことお金稼ぎでは、「生まれ」以上に必要となってくるものです。
いっぽう生まれがいい人というのは、ただ親に言われたとおりに生きていればうまくいきますので、特にまわりに反発せずとも、将来は人並み以上の生活を送れます。
しかしこれは言い換えてしまうと、まわりに反発する能力が身につかず、保守的な思考になりがちだということ。
将来的に大きな危機がおとずれても、リスクをおかせずに順応できないことが多くなります。
「右へならえ」の精神については、わりと反骨心のない一般人のみならず、富裕層についても似たり寄ったりなわけです。
「人の行く裏に道あり花の山」という言葉にあるように、付和雷同の精神では人生成功しません。
「成長・変化していく力」という意味では、良い生まれであることよりも、私たちのような一般人の生まれのほうが、反骨心さえあれば、わりと身につく機会に恵まれます。
そう考えればある程度、自分の生まれについてもありがたみを持てるのではないでしょうか。
<関連ページ>
<ほったらかしで月収100万円を継続的に稼ぐ方法>