当サイトは「忙しい人でも手軽に使える」というコンセプトで、投資の金融商品のひとつである投資信託の解説をしています。
購入後、管理に時間をかける必要もなく、単に銀行でお金を入出金するような気分で、銀行預金の約350倍の年利である7%の利益を、ほったらかしで実現できるシステム。
それを実現するのが投資信託の役目にして存在意義であり、それができていない投資信託は、非効率的で使い道のない悪質ファンド。
そんな考え方を、当サイトはしています。
当サイトのコンテンツである投資信託マニュアルでは、良質な投信の選択基準について、ひとつひとつ解説してきました。
当ページでは、それを一気にまとめています。
本業持ちの忙しい人は、ぜひ参考にしてください。
<長期貯蓄型・年利7%投信の賢い11の選び方>
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単語の意味については、それぞれ以下のマニュアルを参照してください。
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往々にして、それぞれの条件はリンクしています。
たとえばインデックスファンドだったら満期がなく分配金もなく、信託報酬が低い、というパターンが多いです。
なお、「初心者はある程度の年数つづいているファンドを買うべき」という判断基準をよく見かけますが、日本の投資信託はアメリカとくらべて日が浅いため、どれにしても新規設定のファンド、と言うことができます。
実際日本の投信ははじまったばかりで、優良なファンドのだいたいは、2000年代になってようやく設定されたものばかりです。
ですので長期的なリターン・パフォーマンスについては、優良なファンドですら、まだそれぞれつぶさに見ていく必要があると私は考えています。
これは当サイトでイチオシしている世界経済インデックスファンドやセゾン投信も同じことです。
基本的には純資産残高が年々あがっていることさえ確認していれば良いですが、余裕のある人は、その他基準価額や信託報酬の変化も、確認しておくことをオススメします。
<優良ファンド購入後のチェック項目(1年に1回チェック)>
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上述のオススメのファンドを逆転させた内容になります。
悪質ファンドについては、良質なファンド以上にそれぞれの条件がリンクします。
信託報酬を年率1%以上とるファンドは、判で押したようにファンド名に「毎月分配型」「ソブリン」「ハイイールド」といった単語が入っています。
その他、以下のような投信は、初心者の資産形成にはオススメできません。
(1)テーマ型ファンド
IT・エコ・バイオなど、特定分野に限定した投信。
時代のはやりものをかざっているため人気となり、なにも考えていないミーハーな日本人がよく買う。
すぐに飽きられて、短命で終わるのが特徴。
(2)ターゲットイヤーファンド
投資家が老年になると、自動的に債券配分を大きくするファンド。
株式と債券の比率を年代ごとに最適化したポートフォリオ運用であって、インフレやデフレといった時代ごとに最適化したポートフォリオ運用ではないので、パフォーマンスが見込めない。
(3)元本確保型ファンド
リスク限定型ファンドとも。
元金が保証されるぶんリターンがへり、さらに最悪なことに、リターンがあっても上値設定されているため、それ以上の報酬を得られない。
(上値以上の報酬は手数料として回収される)
投資であるにもかかわらず元本を保証する時点で矛盾なので、まったく運用されていないという見解が定説。
(4)為替ヘッジされたファンド
円高、円安などの通貨価値による差損益リスクがなくなる。
円高から円安に推移している現代の日本では不要で、むしろ余計なコストになる。
上記4つ以外にも、ヘッジプレミアムやカバードコール等、オススメできない仕組みはあげればきりがないのですが、とにかく複雑な構成のファンドを、長期運用の放置で資産形成したいという初心者は、買うべきではありません。
だいたいが販売会社による手数料目的で運用されていて、ファンドの鞍替え前提で、短命に終わります。
良質で長持ちするファンドほど、仕組みは単純でわかりやすくできているものです。
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