ネット銀行(ネットバンク)とは、実際の店舗を持たないインターネット専業の銀行のことです。
代表的なものとして、住信SBIネット銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行の3つがあります。
<普通の銀行と比べたときのネットバンクのメリット> |
銀行口座を選ぶときには、金利・ATM入出金手数料・他行振込手数料の3つが、特に気になる数字です。
楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行の4つを中心に、以下にその比較をまとめましたので、参考にしてください。
以下は100万円未満の預金での金利の比較です。(2014年時点)
普通預金 | 定期1年 | 定期3年 | 定期5年 | |
---|---|---|---|---|
楽天 | 0.02% | 0.16% | 0.18% | 0.3% |
ジャパンネット | 0.03% | 0.1% | 0.102% | 0.155% |
住信SBIネット | 0.02% | 0.12% | 0.17% | 0.22% |
ゆうちょ | 0.03% | 0.035% | 0.05% | 0.06% |
住信SBIネット銀行はSBI証券を開いた上でSBIハイブリッド預金をつかえば普通預金で年利0.1%
大手銀行のひとつであるゆうちょ銀行と比べると、ネット銀行の定期預金の金利は圧倒的な差です。
10万円を定期預金5年間で運用する場合、楽天なら1500円(300円×5)の利子、ゆうちょなら300円(60円×5)の利子、ということになります。
なお、金利は2014年時点のものです。
今後の政治経済の変化によって金利は変わっていきますので、注意です。
以下はコンビニ(セブンイレブン)での入金・出金時手数料です。
入金 3万円以上 | 入金 3万円未満 | 出金 3万円以上 | 出金 3万円未満 | |
---|---|---|---|---|
楽天 | 無料 | 210円 | 210円 | 210円 |
ジャパンネット | 無料 | 157円 | 無料 | 157円 |
住信SBIネット | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ゆうちょ | 105円 | 105円 | 105円 | 105円 |
<楽天銀行の場合>
セブン銀行、イオン銀行、イーネットATM、ローソンATM、ゆうちょATM等、どこのATMでも手数料の金額は共通です。
ハッピープログラムを利用することで、10万円以上の預金があれば月1回入出金手数料が無料。
50万円以上の預金で月2回無料となります。
<ジャパンネット銀行の場合>
入金出金それぞれ月に1回ずつ、入出金の金額にかかわらずATM手数料が無料です。
二回目以降は入出金ともに157円です。
ただし入出金の金額が3万円を超えるなら、二回目以降でも完全無料です。
3万円未満の入出金手数料はゆうちょATMのみ315円ですが、それ以外は157円です。
<住信SBIネット銀行の場合>
入金についてはどの店舗を使っても完全無料です。
出金についてはセブンイレブンを使えば完全無料です。
ビューアルッテは出金のみで入金はありません。(こちらも手数料完全無料)
ゆうちょATM、イーネット、ローソンでの出金は、月5回まで無料です。(6回目以降は105円)
<ゆうちょ銀行の場合>
コンビニでの入出金は基本105円で、手数料は入出金の金額に関わらず、入出金する時間帯で変化します。
1回の入出金手数料 | |
---|---|
平日の8時45分~18時 | 105円 |
土曜日の9時~14時 | 105円 |
上記以外(休日含) | 210円 |
ゆうちょ銀行のATMでの入出金は、手数料完全無料です。
ただし、ゆうちょ銀行ATMは営業時間に制限があります。
時間帯はまちまちで、地方では深夜は営業していない傾向です。
<ゆうちょ銀行・渋谷店の営業時間>
平日・土曜 | 0時5分~23時55分 |
---|---|
日曜・休日 | 0時5分~21時 |
いずれもパソコン・スマホのネット上から振込ができます。
振込は投資でも使えます。
証券口座への入金時には、必ず他行への振込を使うことになります。
ネットバンキングを使うことで、投資するさいには、すべてのお金のやりとりをネット上で管理することができます。
他行振込 3万円以上 | 他行振込 3万円未満 | |
---|---|---|
楽天 | 250円 | 160円 |
ジャパンネット | 262円 | 168円 |
住信SBIネット | 無料 | 無料 |
ゆうちょ | 210円 | 420円 |
<楽天銀行の場合>
給与や年金の受取口座として楽天銀行を使うと、月3回振込手数料が無料になります。
<ジャパンネット銀行の場合>
上述の振込手数料はネットから振込した場合のものです。
ATMからの振込は三井住友銀行、アットバンクのATMのみの扱いで、手数料が高くなる傾向なので、注意します。
具体的には「157円+三井住友銀行の振込手数料」がかかります。
この157円については、ジャパンネット銀行のATM出金手数料と同じものなので、月1回の出金手数料無料化が未使用の場合、無料になります。
<住信SBIネット銀行の場合>
月3回まで無料です。
4回目以降は150円で、無料でなくとも、どの銀行とくらべても最安です。
ただし楽天銀行宛の振込みは、無料条件が適用されません。
金利、ATM入出金手数料、他行振込手数料、この3つが平均的に優れているのは住信SBIネット銀行です。
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ただし住信SBIネット銀行は開設に年齢制限があり、18歳以上で開設可能なことに注意してください。
<各銀行口座開設の年齢制限>
ゆうちょ | 年齢制限なし |
---|---|
楽天 | 年齢制限なし |
ジャパンネット | 15歳以上 |
住信SBIネット | 18歳以上 |
基本的にネットバンクの有名所である楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行の3つの口座は、すべて開いておくことをオススメします。(すべて無料)
楽天銀行やジャパンネット銀行にも優れている点はあります。
たとえば、公営ギャンブルをするなら、SBIよりもジャパンネットや楽天のほうが優れています。
またジャパンネット銀行は、ASP・トラフィックゲートの入金先として設定すれば、手数料が無料になり、楽天銀行についても、ポイントサイト・お財布ドットコムの入金先として設定すれば、手数料が最安価です。
またジャパンネット銀行では2013年12月から、住信SBIネット銀行では2016年1月から、銀行のキャッシュカードと連動したVISAデビットカードが、無料で使えます。
銀行に入金しておくだけで、そのお金をネットショッピングや携帯代の支払いなどに使えます。
デビットカードはクレジットカードとは違い、作成において職歴・学歴・年齢をとわれず、審査不要で誰でも開設できますので、気軽にクレカ代わりに使いたい、という人にもジャパンネット銀行と住信SBIネット銀行はオススメです。
普通のクレカには、以下のようなデメリットがあります。
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デビカは審査がなく、口座にお金が入っているかぎり無限に使うことができますし、なによりすぐに残高に反映されますから、何の支出なのか自分で随時しっかり把握したい人には、オススメと言えます。
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