ファンダメンタルズ分析にもいろいろありますが、個別に株を買う場合は、企業分析が中心になります。
キーワードとなるのが、成長株と割安株という2つの言葉です。
企業を分析することで、最終的にこの2つの優良株を探りあてることがミソです。
<成長株(グロース株)> 株価上昇期間(上昇トレンド)時に「現在成長している」と考えられる会社の株に投資し、その値上がり益で利益をだす。 投資法としては王道で、初心者向けでもある。リスクがないかわりに利益が小さい。 しばしば長期向け。テクニカル分析では順張りのトレンド系分析でわりだす。 |
<割安株(バリュー株)> 株価下降期間(下降トレンド)時に「業績のわりには株価が安い」と考えられる株に投資し、その値上がり益で利益をだす。 グロース株と比較すると熟練者向けの投資法で、リスクをかけるかわりに大きな利益を狙える。 しばしば短期向け。テクニカル分析では逆張りのオシレーター系分析でわりだす。 |
株を本格的に分析しようとすると、様々な数字や計算にでくわすことになります。
しかし最近ではネット証券で、こうした数字を自動的に算出するスクリーニング・分析ツールが、無料で使えます。
ですので一回分析方法の理屈を理解してしまえば、あとはツールで条件を記入して検索し、優良な会社の株を簡単に発見することができます。
会社分析をするとき、重要になるのが株価指標(財務指標)と財務諸表(決算書)の2つです。
この2つを分析することで、会社の健全性や成長性を見ていきます。
<主な株価指標の種類>
PER(株価収益率)
PBR(株価純資産倍率)
ROE(自己資本利益率)
EPS(1株の純利益)
BPS(1株の純資産)
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
ROIC(投下資本利益率)
ROA(総資産利益率)
CAGR(年平均成長率)
自己資本比率
流動比率
売上営業利益率
売上当期純利益率
固定長期適合率
労働生産性
総資本増加率
<主な決算書の種類>
貸借対照表
損益計算書
キャッシュフロー計算書
株主資本等変動計算書
営業報告書
利益処分計算書
附属明細書
指標については特に重要なのがPER・PBR・ROEの3つです。
また決算書についても、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の3つを、特に財務三表と言います。
この6つを理解するだけでも、個別に株を分析していくことがだいぶ楽になります。
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