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株を買うための基本知識
<投資でお金を稼ぐ方法・株マニュアル1>


当ページでは、個別にを買う際の基本知識を、ざっと紹介しています。


株の利益は4種類ある


株の利益として、キャピタルゲイン、インカムゲイン、株主優待、そして株式分割の4つがあげられます。


(1)キャピタルゲイン(売却益)


値段のあがった株を売ることで稼げます

たとえば株価500円の株を100株買い、やがて株価が上昇して2000円になったときに売れば、20万円-5万円=15万円の利益となります。

逆に株価がさがって損をした場合は、キャピタルロスと言います。


(2)インカムゲイン(配当金)


株を持っていることで定期的にもらえるお金です。

銀行で言えば、利子のようなものです。

株のインカムゲインについては、以下で詳しく説明しています。

● 株のインカムゲイン(配当金)について


(3)株主優待


配当金と同じく、株を持っていることで定期的にもらえます。

たとえば吉野家の株を持っていれば、吉野家の牛丼をタダで食べられる券がもらえます。

株主優待については以下でまとめています。

● 株主優待制度とは?


(4)株式分割


これは厳密には利益ではありませんが、結果的には利益につながりますので、ここで紹介します。

株式分割は、株価が上昇したさいに実行されます。

株主が株価1000円の株を10万円で100株購入し、そのうち株価が2000円となり、株主が20万円ぶんの株を持っている状態になったとします。

このとき企業が株式分割をおこなうと、株価は2000円から半分の1000円となりますが、そのかわりに株主は1000円の株を、それまで持っていた倍の200株持っていることになります。

200株をあわせれば20万円であるため、実質的な価値は変わりません。


株式分割によって株価が安くなることで、株の流通がよくなるので、会社側からすれば、新規の株購入者を獲得しやすくなります

またその影響でさらに株価が上昇しやすいので、私達投資家からしても、分割はプラス評価です。


株の運用スタイルについて


株式は長期投資、中期投資、短期投資のどれでもおこなえます。

しかしメジャーな方法は、長期投資・中期投資です。


(1)長期投資・中期投資

ファンダメンタルズ分析をおこなって投資します。

キャピタルゲインのみならず、インカムゲイン、株主優待も狙うことができます


(2)短期投資(デイトレード)

インカムゲインや株主優待はもらえません

売買手数料が月額一定なものを選ぶことが基本です。

基本的にテクニカル分析を使用します。

慣れないうちは、暇な時間にギャンブルの感覚でやる程度がオススメです。


株の値段について


個別に株を買う場合、最低限買わなければならない金額というのが決まっています。

株価が1000円だからといって、1000円で株を買えるわけではありません

株には単元株数というものがあり、これが最低購入株数になっています。

多くの会社は100株を単元株数としているので、100株単位で買うのが基本です。

なので1株が1000円なら、100株の購入で最低10万円が必要ということになります。

2014年時点だと、たとえば吉野家が100株10万円前後、マクドナルドが100株25万円前後です。

これが最低購入額になります。

単元株数は1株や10株のところもありますが、今後は市場全体で100株に統一していく予定です。


株は最低でも10万円が必要なことが多く、それだと多くの人は経済的に厳しいということで、最近は単元未満株・端株・ミニ株といったシステムもでています。

これらを使うことで、小額でも投資をすることができます。

ただしこうした少額投資の場合、単元株数の購入分まで投資額が届かないと、株主優待をうけられないので注意します。

配当金については少額投資であっても、投資金額に比例して増えていきます。

● ミニ株について


証券取引所について


証券取引所(市場)とは、株の売買がおこなわれる場所です。

世界中のあちこちに存在しています。


日本で一番大きい証券取引所は東証(東京証券取引所)です。

他には名古屋、福岡、札幌などがあります。

大証(大阪証券取引所)は、2013年7月に東証へと併合されました。

証券取引所には、さらに第一部市場、第二部市場など区別があります。


会社の株が市場の基準を満たして、株の売買がおこなわれることを上場といいます。

東証での上場は、東証一部、東証二部、ジャスダックという順で難しいです。

特に東証一部への上場はステータスとなっています。


  • 東証一部 → ローリスク・ローリターン

  • 東証二部 → ミドルリスク・ミドルリターン

  • ジャスダック・マザーズ・ヘラクレス → ハイリスク・ハイリターン


東証一部の株価の値動きは安定しており、ローリスク・ローリターンです。

なので初心者が株を買うさいは、東証一部の銘柄は非常にオススメです。

一方、ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスといった市場では上場の基準が低いので、主にベンチャー企業が上場しています。

ここの株を買うと、大体ハイリスク・ハイリターンとなります。

ファンダメンタルズ分析をもちいて、銘柄をよく調べる必要があります。


株の売買と取引時間について


他の投資法同様、株でも成行注文や指値注文が使えます。

投資の注文方法様式については、こちらから。

● 投資の注文方法


個別株については、オンライントレードで24時間取引が可能になったとはいえ、実際の取引は、証券取引所が取引をする立ち会い時間(ザラバ)におこなわれます。

なので、その時間外に取引をすれば予約注文になり、実際の取引は次回の立会時間にまわされます。


基本的にネット証券は東京証券取引所(東証)の立会時間にあわせます

東証では前場が9時から11時半、後場が12時半から15時。

つまり11時半から12時半までのネット取引は予約取引となり、後場の12時半に取引が実行されます。

そして15時から翌日9時までのネット取引も予約となり、次営業日前場の9時に取引が実行されるわけです。

なので株でデイトレードをする場合は、この9時~11時半・12時半~15時の立会時間内に、取引をおこなう必要があります。


また、以下の日(非営業日)は、証券取引所では取引が一切おこなわれません。


<株の非営業日一覧>

  • 土曜日・日曜日

  • その他国民の祝日

  • 振替休日

  • 前日と翌日が国民の祝日となっている日

  • 12月31日~1月3日


この間でのネット証券上の取引は、すべて予約取引あつかいとなり、次回取引日の前場9時までもちこされます。

また、売り買いの取引が成立(約定)すると、実際の株の売買(決済・受け渡し)が、その営業日3日後におこなわれます。


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