投資で一番気になるのが、手数料です。
証券口座では売買行為も加わるので、銀行口座の入出金以上に手数料が複雑です。
手数料は非常にストレスになるので、なるべく少なくすますよう意識しましょう。
<投資におけるおおまかな7つの費用・手数料>
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金融商品(投信、純金、信用取引など)によっては、さらに金融商品を保有しているときの手数料(信託報酬・金利・貸株料)など、種類が増えますが、基本は以上の7つと考えます。
税金を除けば、手数料の無料化が難しいのは金融商品の売買時の手数料くらいで、「現金←→銀行口座←→証券口座」とお金を移動するときの手数料は、それぞれ工夫次第で、ほとんど無料にすることができます。
以下、手数料が無料になる例です。
<ATMから銀行口座に入金時の手数料>
住信SBIネット銀行はセブンイレブンATMから入金すれば24時間何度でも無料
ゆうちょ銀行がゆうちょATMでの入金手数料無料(ただしATMの開いている時間限定)
<銀行口座から証券口座へ入金時の手数料>
証券口座で手数料無料となっている即時入金サービス該当の銀行を使う
住信SBIネット銀行から入金すれば月3回まで振込手数料無料
住信SBIネット銀行とSBI証券の連動システム(SBIハイブリッド預金)を使えば、無料で何度でも切り替えがすぐにできる
<証券口座から銀行口座へ出金するときの手数料>
ネット証券は基本無料であることが多い
住信SBIネット銀行とSBI証券の連動システム(SBIハイブリッド預金)を使えば、無料で何度でも切り替えがすぐにできる
楽天銀行と楽天証券の連動システム(らくらく出金)を使えば、無料で何度でも切り替えができる(ただし反映までに数時間かかる)
<銀行口座からATMで現金へと出金するときの手数料>
住信SBIネット銀行はセブンイレブンATMから出金すれば24時間何度でも無料
ゆうちょ銀行がゆうちょATMでの出金手数料無料(ただしATMの開いている時間限定)
ATMでの入出金は、それぞれ銀行の手数料無料化の条件を見ておきましょう。
銀行口座から証券口座に入金するときは、ちょっとコツが必要です。
即時入金(リアルタイム入金)というサービスを使います。
これを使えば大体手数料が無料、しかもすぐに入金ができます。
ただしこのサービスは即時入金に対応している銀行しか使えません。
なので各証券口座ごとに、即時入金に対応している銀行を調べておく必要があります。
大体三菱東京UFJ・三井住友・みずほ・ゆうちょなどの大手銀行、楽天・ジャパンネットの2大ネットバンクなら対応していることが多いです。
住信SBIネット銀行は即時入金に対応してないことがありますが、そのかわりに月3回までなら振込手数料が無料なので、実質無料で入金できます。
証券口座から銀行口座へ出金するときは、ネット証券であれば大体無条件で無料です。
売買手数料(約定手数料)についてですが、まず多くのネット証券では、1回の売買ごとに手数料がかかるプランと、1日に何度取引しても売買手数料が定額となるプランの2つが用意されています。
これは、自分の投資スタイルによって選ぶと良いです。
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1日の手数料が定額となっているプランの手数料は、1回も取引をしなかった日には手数料はかかりません。
基本的に初心者は中長期投資になるはずなので、1回ごとにかかる手数料のプランを選択します。
あとは使うネット証券ごとに、独特の有利な手数料設定があるので、調べておくといいでしょう。
たとえば松井証券はレアなケースとして、1日の約定代金合計が10万円以下なら、売買手数料は完全無料となります。
また全体的に現物取引で手数料の安いネット証券として、ライブスター証券。
信用取引の手数料が完全に無料になる証券として、SMBC日興証券があります。
こうしたものを使うことで、かなりのコスト減をはかれます。
他、指値・成行などの注文方法によっても手数料が変わる、ミニ株、単元未満株などの少額投資では手数料が異なってくる、などの違いがあります。
証券口座の開設費、維持費、年会費、管理料などは、ネット証券であれば大体無料です。
しかしネット証券外のリアル店舗の総合証券となると、こうした手数料がかかる傾向ですので、注意しましょう。
証券会社が提供する情報ツールの利用料についても、だいたいが無料です。
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