● ソラチカカード
カード名 | ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) |
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オススメ度 | ★★★★★★ |
年会費 | 税別2000円 |
入会費 | なし |
ポイント | Oki Dokiポイント(メトロポイント・ANAマイル) |
ポイント還元率 | 0.5%(1000円の利用で1P付与) |
国際ブランド | JCB |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
締め日 | 15日 |
引落日 | 翌月10日 |
入手方法 | 申込制 |
目次
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メトロポイントをANAマイルに高還元で交換するための媒介装置のサブカードとして、よく使われるクレジットカード。
カード決済でマイルをためる場合、エクストリームカードやANAワイドゴールドカードと併用して使う。
PASMO機能が搭載されており、オートチャージも可能。ポイント還元あり。エクストリームカードなどを決済用メインカードに使う場合でも、東京地下鉄の改札だけはソラチカカードを使うと、さらにANAマイルの稼ぎの効率はあがる。(下記詳細)
ポイントサイトとソラチカカードを使って一気にANAマイルをためる裏技がある。ポイントサイトで稼いでいる人は、渡航費を大幅に節約できる。(ポイントサイトでANAマイルをすばやく稼ぐ参照)
メインでたまっていくポイントはOki Dokiポイント。Oki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイントは、それぞれ相互交換可能。
ANAマイルが直接たまるのは、ANA便の使用時など、特定用途でのみ。
海外旅行保険は死亡・後遺障害1000万円、救援者費用100万円の2点のみ。あってないようなものなので、海外旅行保険を補う場合は、自動付帯する別の年会費無料クレジットカード(エポスカード・JCB EIT等)を作るのがオススメ。
ANAのフライトボーナスマイルは10%。
ANAカードとTo Me CARDの割引特典が使える。ANAの機内販売、空港店舗、ANA FESTAで料金10%割引。ANAツアー商品料金5%割引。
家族カードや他ANAカードのマイルが合算可能。
JCBとANAではポイントモールがあり、経由してAmazonや楽天などで買い物するとポイント還元率があがる。
2016年3月に東京メトロのポイントモールは終了。
「渋谷ちかみちラウンジ」が使える。
Apple Payに対応。
ソラチカカードの正式名称は、「ANA To Me CARD PASMO JCB」。
いわゆるANAカードの1枚に分類されるJCBカードです。
JCB、ANA、東京メトロの3つのサービスで優遇があります。
以下の人に、オススメのクレジットカードです。
ANAマイルをためたい人
関東圏で鉄道のオートチャージを使いたい人
ソラチカカードは、「別のクレカでためたポイントを、高還元でマイル交換するためのサブカード」というのが、メジャーな使い方です。
基本的にソラチカカード自体で、カード決済をおこなうことはほとんどありません。
ソラチカカード最大の特色は、メトロポイントをANAマイルに高還元で交換できることです。
別のTo Me CARDだとメトロポイント1000=ANAマイル600(60%)が相場な中、このソラチカカードだけはメトロポイント100=ANAマイル90(90%)の高還元交換が、可能となっています。
このANAマイル高還元の「ソラチカルート」は非常に有益で、あらゆるところで応用されます。
主にはエクストリームカードやANAワイドゴールドカードをメインの決済カードとして設定し、そこでためたポイントをメトロポイントに交換後、ソラチカルートでANAマイルに変える、というクレカ2枚持ちの使い方です。
詳細は以下。
● 低収入でもOK | ANAマイルをクレカ還元で効率的にためる方法
他、ポイントサイトの案件消化や友達紹介で稼いでいる人むけとなりますが、ポイントサイトのポイントを使って簡単にANAマイルをためてしまう裏技もあります。
これは完全にバイマイル(マイルをお金で買うこと)と似たことになりますが、ソラチカルートの高還元をいかし、結果的に合計20万円ぶんのポイントの交換作業で、250万円相当の価値の特典航空券(欧州往復・ハイシーズン・ファーストクラス)を10か月で入手できます。
ANAマイルを素早くためたいのであれば、この手法が一番てっとりばやいです。
当サイトのように、ポイントサイトを使えば直にお金も稼げるメリットもあります。
詳細は以下より。
● 格安・無料で海外旅行に行く裏技 | ポイントサイトでANAマイルをすばやく稼ぐ
ANAマイルをためるうえで、ソラチナカードは必需品です。
海外旅行をする人は、必ず作成しておきましょう。
当ページでは主に、エクストリームカードやANAワイドゴールドカードとのクレジットカード2枚持ちは嫌、ソラチカカードのみ使いたいという人むけに、ソラチカカードの使い方を解説しています。
ソラチカカードのみを使う場合は、還元率がさがるぶんポイント交換の手間がはぶけるというメリットが、一応はあります。
ソラチカカードの年会費は税別2000円で、初年度は無料。
ただしソラチカカードでは、毎年1000マイルがプレゼントされます。
ANAマイルのソラチカルート目的でソラチカカードを作る人が多いため、見通されがちですが、ソラチカカードはPASMOとしても機能し、関東全域の各鉄道・バスの改札で使え、オートチャージも可能です。
マイルをためる人がビューカードのかわりとして使うのも、オススメです。
2017年現在、エクストリームカードはApple Payに非対応。
エクストリームカードを使う場合でも、鉄道でのオートチャージ時だけはソラチカカードを使うようにすると、さらにANAマイルのたまり具合がよくなります。
詳細は後述。
ソラチカカードではOki DokiポイントとメトロポイントとANAマイルの3つがたまりますが、基本的に主軸となっているのは、Oki Dokiポイントです。
ポイント有効期限は2年間。
1000円のカード決済につき1ポイントのOki Dokiポイントがつき、各種、別ポイントや商品と交換できる仕組みになっています。
Oki Dokiポイントの交換先については、下記参照。
1ポイント5円なので、還元率は0.5%となっています。
ただし後述の10マイルコース(年会費上乗せ)に入る場合は、還元率1%です。
基本的にソラチカカードを使う人は、ANAのマイル目的でメトロポイントに変える人が多数ですので、Oki Dokiポイントを手に入れることがあっても、上記の交換先を考える必要はありません。
またエクストリームカードなど別カードを使って決済する人にとっても、まったく関係のないものとなります。
ソラチカカードにはPASMO機能があり、ビューカード同様に鉄道改札口で決済・オートチャージが可能。
JRはもちろん、東京メトロ・都営地下鉄・各私鉄など、関東全域で使えます。
ビューカードについては、こちらから。
東京メトロや東急鉄道といった一定圏内では、定期券も搭載できます。
また逆に、いま使っているPASMOにソラチカカードを紐付けて、オートチャージを使うこともできます。
ポイント還元も、もちろん有効です。
メトロポイントがカード決済でたまるのは、以下の2通り。
東京メトロの乗車時
東京メトロの定期券購入
東京メトロに該当する地下鉄は、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線。
乗車距離に関係なく、1回の乗車ごとに平日は5ポイント、休日は15ポイントのメトロポイントがたまります。
短距離乗車をくりかえす人には、お得な仕組みです。
ただしこの還元を有効にするには、メトロポイントPlusの登録が必須であることに、気をつけます。
登録はTo Me CARD会員専用サイトから可能です。
定期券は売場や券売機での購入で、メトロポイントの還元があります。
1000円につき5ポイントの還元で、Oki Dokiポイントも同時にたまりますので、このときのみ合計還元率は「0.5%+0.5%=1%」となります。
なお注意点として、オートチャージについてはメトロポイントはたまらず、通常通り1000円利用で1ポイントのOki Dokiポイントがたまります。
東京の地下鉄関係での使用だからといって、毎回必ずメトロポイントがたまるわけではない点に、注意します。
ビューカード同様、オートチャージは改札での「チャージする時点の残額」と「チャージ額」を、それぞれ1000円~1万円までで設定可能です。
ビューカードのオートチャージ還元率1.5%と比較すると、見た目の還元率はさがりますが、最終的にマイルに交換して特典航空券にすることを考えると、一概に損とも言えません。
たとえばANAのファーストクラス・ハイシーズン・欧州の往復特典航空券は、2017年時点では18万マイルで交換可能。
普通にこの航空券を現金で買おうとすると、およそ250万円相当です。
250万円の航空券を18万マイルで買うことを考えると、このときの1マイルの価値は13円になります。
マイルの単価が13倍にはねあがりますので、オートチャージ基本還元率0.5%のソラチカカードであっても、結果的な還元率は最低でも6.5%と考えることができ、ビューカードの還元率より効率的です。
自分がマイル交換する特典航空券の種類によってマイルの価値は上下しますので、その点の判断は、自分でおこないます。
参考までに、マイルを国内線エコノミークラスの特典航空券に交換する場合は、1マイル=2円にもなりませんから、ビューカードのほうが還元効率がよくなります。
マイルの交換先特典航空券 | 還元率の高いカード |
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国際線ファーストクラス・ビジネスクラス | ソラチカカード |
国内線エコノミークラス | ビューカード |
いずれにせよ、交通ICカードのチャージでポイントがたまり、そのポイントをANAマイルに高還元交換できるのは、このソラチカカードくらいです。
マイルをためている人であれば、関東の鉄道利用にかぎりこのカードを使っていくのは、理にかなっています。
ソラチカカードでは、マルチポイントコースとマイル自動移行コースが選択可能。
さらに、5マイルコースと10マイルコース(年会費税別5000円プラス)が選べます。
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もしソラチカカードをメインで使う場合には、10マイルコースがオススメとなります。
しかしエクストリームカードとあわせて使う場合は、鉄道利用の例外をのぞき、Oki Dokiポイントを直にマイルに交換する機会自体があまりありませんので、5マイルコースのままでOKです。
ソラチカカード+エクストリームカードの使用 → 5マイルコースがオススメ
クレジットカードはソラチカカードのみ使用 → 10マイルコースがオススメ
マルチポイントコースは、自分でポイント交換するタイミングを選べるので、ANAマイレージクラブ内のマイルの有効期限を操作できるメリットがあります。
ソラチカカードの10マイルコースは、通常年会費込みで消費税8%時、税込7560円。
1マイル=1円と考えるなら、年会費分をとりかえせるのは、年間76万円以上のカード決済時です。
これ以上使うのであれば、ソラチカカード単体での使用も悪くはありません。
ソラチカカード単体での使用は、還元率が1%(10マイルコース時)までおちるぶん、すぐにOki DokiポイントをANAマイルに交換できるメリットがあります。
いっぽうエクストリームカード(還元率1.35%)やポイントサイトのポイントでは、Gポイント、PeXなどの中継ポイントを経由してメトロポイントに交換するという手間がかかります。
徹底的に還元率をつきつめる節約派であれば、手間をおしまずエクストリームカードを併用するのがオススメです。
ANAカードマイルプラスに加盟している特約店でソラチカカードを使うことで、マイル還元率の追加があります。
代表的な店は、以下のとおり。
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特にセブンイレブンでは、QUICPay・nanacoの使用で、nanacoポイントの0.5%還元が別にプラスされます。
nanacoポイントもマイル交換するのであれば、レートは500nanacoポイント=250ANAマイルなので、結果的には+0.25%の還元率。
<ソラチカカードでのセブンイレブンのマイル還元>
通常還元 → 0.5%・1%(5マイルコース・10マイルコース)
ANAカードマイルプラス → 0.5%
nanacoポイント → 0.25%
5マイルコースではトータル1.25%。
10マイルコースではトータル1.75%のマイル還元率となります。
普段セブンイレブンでしか買い物をしないという人であれば、悪くない還元率です。
しかし、nanacoポイントを交換する手間が発生する点には、気をつけます。
結局エクストリームカードを併用する場合と、さほど手間は変わりません。
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