当ページでは収入の少ない人でもできる、ANAマイルをクレカのポイント還元でためる方法について、紹介しています。
カード決済でANAマイルのたまるクレジットカードはいろいろありますが、一般むけのクレジットカードとして一番オススメできるのが、ソラチカカードとエクストリームカードの組み合わせです。
ソラチカカードはTo Me CARDの一種で、メトロポイントをANAマイルに高還元の90%で交換できることで有名です。
多くのポイント | 2ポイント→1ANAマイル (50%) |
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通常のTo Me CARD | 1000メトロポイント→600ANAマイル (60%) |
ソラチカカード | 100メトロポイント→90ANAマイル (90%) |
楽天スーパーポイントやTポイントなどもマイルにできますが、交換率が低く、大体50%というのが相場。
別のTo Me CARDにいたっては60%。
唯一ソラチカカードのみ90%の高還元ということで、陸マイラーはこれを「ソラチカルート」と言ったりします。
ソラチカカードの役割は「ポイントをマイルに高還元交換するためのサブカード」という位置づけになり、ソラチカカード単体では、ANAマイルはたまりません。
理由は単純で、ソラチカカード自体のポイント還元率は、普通に使っていると0.5%と、そんなに高くないためです。
そこを補うのが、エクストリームカードとなります。
エクストリームカードでは、1000円のカード決済につき10ポイント付与。
メトロポイントと1:1で等価交換できるGポイントにポイント交換するときのみ、還元率が1.5%になる優れたクレジットカードです。
ソラチカカード → ANAマイル高還元交換のために使う
エクストリームカード → カード決済・Gポイント高還元交換のために使う
結果的には、以下のような道順になります。
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以下、エクストリームカード・2000ポイントを、ANAマイル・2700マイルに交換したときの例。
エクストリームカードポイント → 2000ポイント
Gポイント → 3000ポイント
メトロポイント → 3000ポイント
ANAマイル → 2700マイル
結果的な還元率は1.35%(2700/2000)となり、低年会費クレカとしては、最高峰のANAマイル還元率となります。
<税別年会費>
ソラチカカード | 2000円 |
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エクストリームカード | 3000円 |
どちらのカードも初年度は年会費無料。
ただしソラチカカードでは毎年1000マイルがプレゼントされ、1マイル=2円以上のレートでマイルを使う場合には、年会費以上の価値となります。
毎年2000円使って1000マイルを買う、という感覚です。
エクストリームカードについては、年間30万円(月間2万5000円)以上のカード決済があった場合には、翌年の年会費が無料化します。
陸マイラーがメインカードとして使うのであれば、十分到達できる数字です。
ですので実質的な年間の費用は、ソラチカカードの年会費2160円(消費税8%時)のみ、と考えることができます。
普段はエクストリームカードでクレジットカード決済をおこない、そのポイントをGポイント、メトロポイント、ANAマイルの順に変えていく。
ソラチカカードを、ANAマイル交換時の高還元装置として使う。
これが、お金のない人でもANAマイルを効率的にためるための、大まかなスキームです。
この手法は他クレジットカードと比較して、マイル移行の費用がかからない点も大きいです。
このソラチカカードとエクストリームカードの手法をおこなうにあたって、以下の4点に気をつけます。
エクストリームカードとソラチカカードを使い、「エクストリームカードポイント → Gポイント → メトロポイント → ANAマイル」と交換していくには、以下の4つのサイトに登録(無料)する必要があります。
まずはエクストリームカードでたまったポイントは、ジャックスインターコムクラブにて、Gポイントに交換できます。
ポイント交換は2000ポイントからなので、最低20万円はカード決済しないとポイント交換ができないことに、気をつけます。
交換完了には、約3週間が必要。
Gポイントをメトロポイント、メトロポイントをANAマイルに交換するのも、それぞれ交換申請してから完了するまで、1か月ずつかかります。
なのでエクストリームカードポイントからANAマイルに交換するまで、だいたい合計で3か月程度かかることに、気をつけます。
ゆっくりANAマイルをためていくなら関係ありませんが、もし毎月スムーズにポイント移行をさせたい場合は、「Gポイント → メトロポイント」と「メトロポイント → ANAマイル」の交換を、それぞれ毎月12日~15日のうちにすましておくことも重要です。
詳細は別記事の「実際にポイントをANAマイルに交換するさいの注意」にて書いています。
参考までに、ソラチカカードとエクストリームカードで3年間に1度、確実にヨーロッパ往復の特典航空券を入手するなら、以下の決済額が必要。
エコノミークラス → 月間13万円(3年間で466万円)
ファーストクラス → 月間39万円(3年間で1400万円)
詳細は「クレカ還元による特典航空券交換の再現性」を参照。
後述のANAマイル交換上限より、エコノミークラスなら3年間で最低4回、ファーストクラスなら3年間で最低11回、エクストリームカードポイントからANAマイルへのポイント交換作業をすましておけば、特典航空券の入手が達成できる計算です。
ソラチカカードでは、1か月に2万メトロポイント(1万8000ANAマイル)までしか交換できません。
よって年間でたまるANAマイルは、最高21万6000マイル。
カード決済額になおすと、年間1600万円のカード決済。
月間およそ133万円のカード決済です。
多くの人の場合、普通に生きているかぎり、この上限をこえることはありませんので、特に気にすることはありません。
しかし万が一、この決済額をこえてしまう場合には、ダイナースクラブ・プレミアムカード(招待制・年会費税別13万円)など、別のクレジットカードでマイルをためるのがオススメになります。
ダイナースクラブ・プレミアムカードのマイル還元率は2%。
目安として、年間400万円をこえるカード決済をするのであれば、もうダイナースクラブのクレジットカードを使ってしまったほうが、年会費ぶんも十分とりかえせて、効率よくマイルがたまっていきます。
ダイナースでのANAマイル交換は、年間8万マイルまでの交換制限がネックですが、別の航空会社のマイルにも交換できるのが特徴です。
2016年4月から、Gポイントをメトロポイントに交換するとき、5%のポイント交換手数料が必要になりました。
結果として、エクストリームカード・ソラチカカードを使ってANAマイルをためる場合、全体のANAマイル還元率は1.35%ではなく、手数料ぶんをひいた「1.2825%」となります。
ただし以下の条件でポイントが還付され、手数料が無料になります。
Gポイントをメトロポイントに交換する1か月前~4か月後のあいだに、Gポイントサイト内のネットショッピングや案件消化などのアクションでGポイントを入手する
この手の、複数のカードやポイントをはしごする節約手法は、nanacoとクレカを使った節約法同様、年々改悪される傾向にありますので、今後も注意したほうがいいでしょう。
Gポイントだけでなく、エクストリームカードの運営である株式会社ジャックスでも、年々各クレジットカードのポイント還元率面で、改悪が頻発しています。
マイルに交換後、ANAマイレージクラブでは3年間マイルが管理されます。
3年すぎると、マイルは消滅してしまうことに注意します。
毎月の交換ポイントが多い場合は、はやめはやめにマイルを特典航空券と交換してしまいましょう。
逆に交換ポイントが少ない場合は、年に1、2回程度のポイント交換におさえておき、マイルの寿命をのばしていきます。
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