当ページでは、電子マネー・ナナコ(nanaco)とクレジットカードを使った節約法をまとめています。
公共料金や税金を支払うとき、1%以上ポイント還元のクレジットカードとnanacoをくみあわせて、あえてコンビニ納付書という面倒な方法をとることで、結果的に全体の支払額をさげることができます。
特に、多額になりがちな個人事業主・法人の税金支払いでは、この節約法が重宝します。
目安として、課税所得1000万円の人であれば、半額の500万円が年間税金になるとして、1%ポイント還元のクレカを使うことで、年間5万円ほどが節約できる計算です。
年間税額500万円の場合、節約にかける作業時間を概算で平均1日1時間程度、年間20日間とし、年間の合計作業時間は20時間程度。
通常のバイト・正社員給与を考えると、20時間に対して5万円が入手できるのは、まずまずの効率です。
自分でやるでもいいですし、自分でやるのは効率が悪いと感じるのであれば、知り合い・家族・社員にやり方を教えてやらせるなど、いろんな応用法があります。
ぜひ参考にしてみてください。
当ページの手法は、税金や公共料金を、nanacoポイント経由で、間接的にクレジットカードで支払ってしまう裏技です。
普通クレカで支払うことのできない所得税や住民税すら、この方法でカバーすることができます。
この手法により、ポイント還元率の高いクレジットカードを使えば、莫大なポイントがたまります。
また、クレジットカードのクレジットヒストリーを構築したい場合にも、有効な手法です。
手法としてまずは、ポイント還元率の高いクレジットカードとnanacoカードを用意。
クレジットカードで、nanacoポイントをチャージ。
公共料金や税金を、コンビニ納付書とnanacoで、セブンイレブンにて支払います。
nanacoを買ったぶんだけクレジットカードのショッピング扱いとなり、実質的に税金全額をクレカ支払いにできるわけです。
nanacoを使うだけでは、節約とはならないので注意します。
クレジットカードでnanacoポイントをチャージし、クレジットカードの還元枠でポイントを稼ぐことが重要です。
現金などでnanacoポイントを買っても、節約にはなりません。
公共料金や一部税金は、直接クレジットカードで支払うこともできますが、その場合、余計な手数料がかかることが多く、ポイント還元による恩恵をうけることができません。
面倒ですが、節約を徹底するなら、このセブンイレブン・ナナコを使った手法が一番オススメとなります。
携帯代・電話代
電気代
ガス代
水道代
所得税・復興特別所得税
住民税(都民税・区民税・県民税・市民税など)
個人事業税
消費税
国民年金
国民健康保険
法人税
法人住民税
固定資産税
不動産取得税
自動車税
相続税・贈与税
ここにのっている公共料金・税金以外でも、25万円以下のバーコードつき納付書であれば、どんなものでもナナコ・クレカ還元による節約支払いができます。
実質的に、ほとんどの毎月の固定費をカバーすることが可能です。
ナナコ節約法・目次
<前準備> <毎回やること> <裏技> |
まず最初に、nanacoに対応した還元ポイントの高いクレジットカードを作る必要があります。
nanacoチャージでの還元ポイントを意識する上で、オススメの年会費無料クレジットカードは以下のとおり。
楽天カード(JCB)
Yahoo!JAPANカード(JCB)
リクルートカード(VISA・JCB)
P-one Wiz(JCB)
ライフカード(VISA・MASTER・JCB)
多くのカードで、国際ブランドがJCBでないとnanacoチャージに対応しないことに気をつけます。
これら以外にも、楽天カードの上位カードである楽天プレミアムカードなどでも、ポイント付与があります。
ナナコにチャージができても、そのチャージ分がポイント還元されないクレジットカードが多いことにも、注意します。
dカード、セディナカード、OMCカード、レックスカード、オリコカードなどが代表です。
また、年々ナナコチャージによるポイント付与が改悪されている点にも、気をつけます。
リクルートカードの上位カードであったリクルートカードプラスについても、2016年3月15日に新規受付を終了、9月16日からポイント還元の対象外となっています。
もっぱら現存する年会費無料カードで、ナナコの還元率がよいのは、楽天カードJCB、ヤフージャパンカードJCB、リクルートカードの3つとなります。
P-one Wiz(JCB)のナナコチャージでは、1%値引きの対象にはなりませんが、ポイントはたまります。
またライフカードのナナコチャージでは、還元率が低めに設定され、誕生月による5倍キャンペーンも適用外であることに注意します。
なお、ナナコを利用する場合、それぞれクレジットカードは、本人認証サービスに登録する必要があります。
<各国際ブランドの本人認証サービス>
VISA → Verified by VISA
MASTER → MasterCard SecureCode
JCB → J/Secure
nanacoカードに、クレジットカードのチャージ先であるナナコポイントをいれることができます。
ナナコカードをコンビニのATMやレジで使うことで、公共料金・税金などのバーコード納付書の支払いができます。
nanacoカードは、イトーヨーカドーかセブンイレブンで発行することができます。
特にイトーヨーカドーであれば8日・18日・28日のいずれかで、300円の発行手数料が無料になります。
後述しますが、ナナコカードは何枚作っても問題ありません。
ナナコカードを作って数日後に、クレジットカードとの紐付けができます。
しばらく日数をあけないと紐付けができませんので、注意します。
ナナコのホームページから、クレジットカードの登録ができます。
以上で、前準備はおわりとなります。
バーコード納付書の支払いがあるたびに、インターネット上のナナコのホームページから、クレジットカードでnanacoポイントを、ナナコカードにチャージしていきます。
注意すべき点として、以下のチャージ制限があります。
<1枚のナナコカードでのチャージ制限>
1回のチャージ限度額は29,000円まで
1日のチャージ回数は3回まで(1日最大87,000円)
1か月の合計チャージ限度額は20万円まで(重要)
1か月のチャージ回数は15回まで
つまり1枚のナナコカードでできる支払いは、年間で最大240万円まで、ということになります。
税金など、年間240万円をこえる支払いの場合は、ナナコカードを複数持つ必要があります。(後述)
さらに、ナナコカードに一時的にためておけるチャージ金額の上限は、10万円まで。
そのうち、「残高分」と「センター預かり分」という区分があり、それぞれ上限が5万円ずつ。
「残高分」が使用可ポイントで、「センター預かり分」が使用不可ポイントです。
最初クレジットカードでナナコポイントをチャージすると、そのポイントは「センター預かり分」扱いとなります。
ポイントがセンター預かり分のままでは、ナナコカードを使うことができません。
ポイントを「残高分」のほうへと移動させる必要があります。
ポイントを「残高分」へ移動させる方法は、以下の二通り。
セブンイレブンATMでナナコカードの残高確認をする
セブンイレブンのレジで店員に残高確認を頼む
基本は1の方法で、残高分へと移動させます。
パッとしませんが、ATMでナナコポイントの残高確認をするだけで、「センター預かり分」から「残高分」へとポイントが移動します。
これで、チャージしたポイントを使うことができます。
こうした仕様から、ATMで残高確認をしないかぎり、まず最初にチャージできる金額は、センター預かり分の5万円までです。
つまり、25,000円分のチャージを2回やって終わり、ということになります。
よって支払額が多い場合に一番効率的なのは、1日目に2回25,000円のチャージをおこない、センター預かり分を最大の5万円にする。
翌日2日目にセブンイレブンにてATM残高確認をして、センター預かり分を0円、残高分を5万円にする。
ふたたび2回25,000円をチャージすることで、残高5万円、センター預かり5万円の状態にすることです。
その状態であれば、10万円の納付書までには対処できます。
クレジットカードのチャージは、スマートフォンでセブンイレブンにておこない、すぐにATMで残高確認できるようにしておけば、スムーズでしょう。
月間のチャージ限度額は20万円なので、1回ナナコカードの10万円を使いきったら、同じことがもう1回できます。
つまりナナコカード1枚で年間240万円分の納付をおこなう場合、月間でかける作業日数は最大4日間(目安として合計4時間程度)となります。
もちろん87,000円未満の納付書であれば、残高確認をしながら3回分のチャージをおこなうだけで、即日レジでの納付書支払いが可能です。
10万円をチャージ済みのナナコカードを持って、レジでバーコード納付書をだして支払います。
店員に「nanaco支払いでお願いします」と言って、ナナコカードをIC読み取りの機械にかざします。
ナナコ残高分の5万円未満の支払いであれば、それだけでいいのですが、センター預かり分の5万円も支払いに使う場合は、店員から「5万円分をこえる金額は、現金で払いますか?」と質問されますので、「ナナコカードのセンター預かり分の残高確認をお願いします」と言って、その場でセンター預かり分のポイントを残高分へと反映させます。
レジでは1回の残高確認につき、29,999円までの反映しかできませんので、センター預かり分のポイントが3万円以上ある場合は、2回残高確認を店員におこなわせます。
これで、10万円までの納付書が支払えます。
レジでのナナコ残高確認については慣れていない店員が多いですので、気をつけます。
上述のように、ナナコカード1枚で支払える金額は、毎月20万円まで。
そして1回につき支払える金額は、残高分・センター預かり分を含めて10万円までです。
それ以上の額を支払う場合には、ナナコカードの数をふやす必要があります。
ナナコカードは所持数制限がなく、2枚以上もっていても問題がありません。
支払金額に応じて、ナナコカードの枚数もふやしていくといいでしょう。
年間支払額 | ナナコカード保有枚数 |
---|---|
240万円まで | 1枚 |
480万円まで | 2枚 |
720万円まで | 3枚 |
960万円まで | 4枚 |
1200万円まで | 5枚 |
この手法で、25万円ぶんの納付書まで対処できます。
ナナコカード5枚持ちであれば、レジでセンター預かり分を残高確認せずとも、上限の25万円まで支払いができますので、スムーズでオススメです。
逆に6枚以上持つのは、よほど年間の税額が多く、なおかつ他人にこの節約法自体を代行させないかぎり、効率面でオススメしません。
まず、一度にコンビニレジでナナコカードで支払える金額は、25万円が上限であるためです。
これはどれだけナナコカードの枚数をふやしても、かわりません。
ナナコカード5枚を使おうと10枚を使おうと、コンビニレジでの1回の支払い上限は、25万円分までです。
そしてクレジットカード1枚に紐付けできるナナコカードが、原則1枚なためでもあります。
つまり1枚目のナナコカードに楽天カードJCBを紐付けしてしまったら、2枚目のナナコカードに楽天カードJCBを紐付けすることができません。
この点に関してはちょっとした裏技を後述しますが、原則はそういった仕様であることを覚えておきます。
ナナコチャージでポイント還元があるクレカ自体、だいぶ限られていることも大きいです。
裏技のひとつとして、nanacoモバイルを用意する方法があります。
nanacoモバイルでは、おサイフケータイに対応したスマホを使うことで、スマホをnanacoカードがわりにできます。
チャージ限度額は普通のnanacoカードと同じく、月間20万円まで。
残高枠5万円とセンター預かり分5万円の、あわせて10万円までが一時チャージ限度額となります。
nanacoカードとnanacoモバイルは別枠扱いとなり、それぞれあわせて月間40万円までのチャージが可能です。
ここからが重要ですが、このnanacoモバイルにかぎり、他のnanacoカードと紐付けてあるクレジットカードを登録可能です。
つまり楽天カードJCBを1枚のnanacoカードに登録しても、nanacoモバイルのほうにも楽天カードJCBを使うことができます。
これで月間最大40万円ぶんを同一クレジットカードでナナコ支払いでき、そのぶんの還元ポイントが入手できます。
最大の裏技として、クレジットカードのきりかえがあります。
この手法が、多額な税金を支払う人にとっては、キモとなります。
各クレジットカードは原則1枚のナナコカードにしか使えませんが、この手法を使うことで、1枚のクレジットカードを無数のナナコカードに紐付けして、無限にチャージすることが可能になります。
まずは、ナナコのホームページ上で、ナナコカードに紐付けてあるクレジットカードをときます。
その次に、別のナナコカードのナナコ番号でナナコホームページにログインしなおし、紐付けをといたクレジットカードを紐付けします。
作業としては、これだけです。
たとえば、ナナコカードAに紐付けしてある楽天カードJCBの紐付けを一回とくことで、事実上楽天カードJCBはナナコカードAとは無縁になり、ナナコカードBのほうに登録が可能になる、ということです。
もちろんこの裏技にも欠点があり、クレジットカードの再登録後、ポイントチャージ自体は翌日の午前6時以降でなければ、仕様上、不可能です。
ただしこの面倒を克服できれば、事実上どんなに税金の支払額が高くても、無数のナナコカードと連動させることで、同一のクレジットカードでの支払いが可能になり、効率的にポイント還元が進んでいきます。
なお、年会費無料のクレジットカードを使う場合、毎月のショッピング利用可能枠の上限に気をつけます。
楽天カードの場合は、年会費ありの楽天プレミアムカードにしてしまったほうが、利用可能枠を気にせずにすみます。
ただし、年会費ぶん(税別1万円)をしっかり還元ポイントでまきかえせるかどうかは、よく考えます。
ナナコカードに連動させるクレジットカードは、税金・公共料金のバーコード納付書と名義が違っていても、問題ありません。
つまり、他人のクレジットカードを使ってもOKです。
楽天カードJCBなど、どうしても同じクレジットカードを多用したい場合は、家族のクレカを併用してしまうのもオススメです。
この手法でも、二枚以上のナナコカードに、同種のクレジットカードでチャージすることが可能になり、1回のバーコード納付書支払いで、一気に使うことができます。
また応用編として逆に、他人の税金を支払ってしまうことも、当然可能です。
社員や家族の税金をまとめて支払って節約を徹底する場合は、社員・家族にこの節約法を教えて、自分のぶんもまとめて代行してもらうのも手です。
バーコード納付書のコンビニ払い上限は30万円まで。
ナナコポイントでの1回における支払い上限は25万円まで。
この点を考慮すると、個人事業主の莫大な所得税や住民税を払うことは、できません。
対策としては、各最寄りの管轄税務署で、納付書を分割発行してもらうことです。
たとえば100万円の納付書があったとして、これを20万円分の納付書5枚とか、10万円分の納付書10枚へと分割してもらうことが可能です。
この手法を使えば、30万円をこえる税金であっても、コンビニでの納付ができます。
ただしこの手法も、やってくれる税務署とやってくれない税務署とでまちまちなことには、注意します。
クレジットカードは楽天カード(JCB)、リクルートカード(VISA)、Yahoo!JAPANカード(JCB)の3種を、発行して用意。
それぞれ毎月の使用限度枠が、100万円まであるのが好ましい。
ナナコカードは適当な月の8日に、イトーヨーカドーで9枚を無料で発行して用意。
バーコード納付書は、税務署で10万円のものにわけてもらう。
1600万円分の税金を支払うので、160枚の10万円納付書が用意される。
ナナコカードにクレカが紐付け可能となる数日後、楽天カード・リクルートカード・ヤフージャパンカードを、それぞれナナコカード3枚に紐付け。
紐付け後、まずは25,000円のチャージを、ナナコホームページ上からそれぞれ2回おこなう。
翌日にセブンイレブンまでいき、ATMで上記ナナコカード3枚の残高確認をおこなう。
そのあとすぐにスマホ上からナナコホームページにアクセス、それぞれ3枚で25,000円のチャージを2回おこなう。
3枚分のナナコカードで、30万円のチャージが完了。
レジに行き、店員に10万円分のバーコード納付書を1枚提出。
「nanaco支払いでお願いします」と頼み、1枚目のナナコカードをだす。
「5万円をこえる部分は現金で支払いますか?」と聞かれるので、「センター預かり分の残高確認を、2回お願いします」と頼む。
29,999円と20,001円の残高確認がすみ、残り5万円が決済可能状態となり、10万円分のバーコード納付書が1枚、支払い終わる。
これを残りの2枚のナナコカードで2回繰り返し、納付書3枚を支払いおえ、3枚のナナコカードのチャージが空になる。
これで2日目が終了。
3日目になったら、ふたたび3種のカードで同じナナコカードに2回チャージ。
1日目と同様、各種5万円までチャージする。
4日目になったら、セブンイレブンで2日目と同じことをする。
これで60万円分の支払いが終了する。
ナナコカード1枚の毎月のチャージ限度額は20万円。
ここでクレカを紐付けしたナナコカードから、はじめてクレカの紐付けをとく。
4枚目・5枚目・6枚目のナナコカードを用意して、3枚のクレカを紐付け。
5日目の午前6時以降になったら、4枚目~6枚目のナナコカードでも、1日目~4日目と同様の作業をおこなう。
8日目には、120万円の納付書が支払い完了の状態になっている。
その日のうちに、また4枚目~6枚目のクレカ紐付けをとき、7枚目~9枚目のナナコカードにクレカを紐付け。
9日目からも、4日間のルーチン作業をおこなう。
12日目には、累計で160万円の支払いが完了している状態となっている。
合計12日間、全体で平均12時間をかける計算。
これを毎月続ける。
9か月後には、全額1600万円の支払いを完了している状態となっている。
2017年の段階で、楽天カード、リクルートカード、ヤフージャパンカードのポイント還元率は、それぞれ1%、1.2%、1%。
支払総額1600万円のうち、1066万円分が1%還元なので、10万6000円が還元される。
残り533万円分が1.2%還元なので、6万3000円が還元される。
あわせて16万9000円ぶんのポイント還元。
1日1時間、1か月12日間、10か月間の作業量は「1*12*10=120」で120時間。
120時間に対して16万9000円ぶんのポイントを得ているので、時給は1408円ほど。
通常のバイトと比べても、効率がいいことがわかる。
概算なので、慣れ次第で実際にはもっと効率がよい。
知人からは、あらかじめ400万円をもらっておく。
節約分を知人と山分けするなら、8万円ずつでポイントをわけるもよし。
知人にこの作業をさせるなら、知人が多めにもらうでもよし。
ポイントは直接お金にかえれないので、商品で還元する。
オススメは旅行・宿泊系の商品。
クレジットカードを3種にしぼったのは、還元率の良さや、ポイントの使用範囲から。
特段楽天カード、リクルートカード、ヤフージャパンカードの3種が、ナナコポイント還元を狙うさいには効率がいい。
一気にやってしまいたい人は、ナナコカードをもっと用意し、短期間で処理してしまう方法もある。
ただしクレジットカードの毎月の使用限度枠には、気をつけないといけない。
年々ナナコチャージによるポイント還元の改悪が、進んでいます。
しかも支払額が多くなると、ナナコカードをふやしたり、クレジットカードをきりかえたりなど、やることがふえます。
しかし上述のように工夫次第で、ある程度改善はできます。
今後どうなるかはわかりませんが、2010年代後半の現在では、オススメの節約法です。
ただ、支払額が1000万円とか2000万円とか多い人は、もう十分に稼いでいて税収の多い人ですので、そうした人が直接自分でこの節約法をやるのは、効率が悪いです。
原則、社員や従業員、家族や知人に報酬つきでやらせて、外注するのが得策でしょう。
会社の規模が大きいのであれば、このナナコ節約法に特化した係の従業員を教育しておき、社員全員やその家族全員の税金を、代行で支払うようにしてしまうのも手です。
所得が多い人でも、税金をすべてクレカ支払いにすることで、クレジットヒストリーが頑丈になる、というメリットも大きいです。
他人のクレジットカードを使ってもOK、ナナコカードは何枚でも使える、他人の税金も含めて一気に払える、納付書を分割できる、社員にやらせる、など手段は豊富です。
発想次第で効率のよい節約スキームにつなげれるのが、このナナコ節約法と言えるでしょう。
2017年より、各種国税の直接のクレジットカード支払いが開始されました。
しかしいろいろ制約があり、クレジットカードを使った国税の支払いルールは、以下のとおり。
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決済手数料がかかることにより、ポイント還元率が0.82%マイナスされているようなものなので、最低でも0.82%の還元率のないクレジットカードでは、損をすることになります。
ポイント還元率が1%以上のクレジットカードを使うのが、オススメです。
公共料金などの支払いで還元率がさがるクレジットカードがある以上、国税の支払いでも還元率が減少するのは、予想通りといったところです。
アメックスやダイナースといったクレジットカードでは、国税の支払い時は0.5%のポイント還元となります。
これはダイナース・プレミアムでも適用で、本来2%の還元率が0.5%になるので、4分の1。
アメックス・ダイナース共にANAマイルにポイント交換して、ファーストクラスの特典航空券を入手するなら、実質的な還元率は最高13倍になるので、6.5%の還元率。
そこから決済手数料をひいても5.68%の還元率なので、一応お得ではあります。
いずれにせよ様々な制限がありますので、まだナナコ節約法は活用できるスキームとなりそうです。
国税やナナコによるポイント還元にかぎらず、クレジットカードのポイント還元率という分野は、どんどん衰退していく傾向ですので、これらの節約法は、ある程度わりきって使っていくことが大切です。
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