クレジットカードは、自力で申込して作れるものと、カード会社から招待をうけることで作れるものがあります。
これをそれぞれ申込制・招待制(インビテーション制)と言います。
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申込制が多くのクレジットカードをしめており、招待制はプラチナカードやブラックカードなどの、ごく一部の高級クレジットカードのみに適用されます。
カード会社から、そういった限定クレジットカードに招待されることを、インビテーションと言います。
プロパーカードなどのしっかりした上級カードには、だいたいこのインビテーション制がつきます。
またインビテーションは、招待制限定カードのみが対象となるわけではありません。
申込制のカードの招待もあります。
たとえばJCBゴールドは申込制ですが、下位カードであるJCB一般カードをしばらく使っていると、そのうちJCBゴールドの招待が届くことがあります。
招待制限定カードのインビテーションの条件は、原則として以下のとおりです。
この手法が王道です。
たとえば招待制ブラックカードであるJCBザ・クラスを入手するには、JCBゴールドで、最低でも年間100万円以上のカード決済を2~3年間つづける必要がある、と言われています。
これによりJCBゴールドでは、JCBゴールド・ザ・プレミアやJCBザ・クラスへの招待可能性がでてきます。
JCBプロパーは招待基準が他のカードよりも明確ですが、多くのカードの招待基準は曖昧です。
ただ目安としてやはり、「年間100万円以上のカード決済を数年つづける」というのが、だいたいのカード会社の暗黙の招待基準です。
他にも以下のような条件で、招待制カード審査のプラス査定をうけることができます。
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ブラックカードであるスルガ・VISAインフィニットカードは、スルガ銀行の優良顧客に対して優先的に発行されることで有名。
SBIワールドカードも同様に、SBI関係のサービスをフル活用している人には、インビテーションが届きやすいです。
ANAスーパーフライヤーズカードや、JALグローバルクラブのカードといった、飛行機サービスでの優待がつくクレジットカードも、ANA・JALの飛行機をある程度搭乗した人のみ申込資格のある、条件つきカードですので、広義の意味では招待制限定カードと考えることができます。
スーパーフライヤーズカードの入手法については、別記事参照。
すでにその招待制限定カードを持っている人による推薦があった場合にも、プラス査定となります。
これは特にアメックスやダイナースのプロパーカードで、おこなわれています。
医者や弁護士など、従来から「ステータスが高い」とされる職業についている人は、クレジットカード作りにおいて多少有利ですが、それはインビテーションでも同様です。
m3.comのような医療従事者のみ登録できるサイトなどを使うと、ときどきインビテーション制のカードを直接申込できる特典があります。
m3.comでは2016年6月~8月のあいだ、JCBザ・クラスの直接申込が可能でした。
他、自分からカード会社に電話することで、インビテーションを促す「突撃」とよばれる手法もあります。
ただしこれらの手法は、あくまで申込資格が発生したり、審査のプラス査定になるだけであって、確実にカード審査にうかることを保証するものではありません。
やはりクレヒスがつまれていないと、突撃しようと優良顧客であろうと医者・弁護士であろうと、審査におとされてカードが作れないケースは多々あることに、注意します。
やはりインビテーションの基本は、ゴールドカードでクレヒスをしっかり積むことです。
突撃についても、しっかり何年もゴールドカードでカード決済しているにもかかわらず、いつまでたっても招待がこないとき、カード会社に催促する形でおこなう場合に、効果的となる手法です。
以下は、インビテーション限定クレジットカードの代表例と、招待に必要な下位カードや条件の一覧です。
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インビテーションというのも、やはり基本的には富裕層むけの関心ごととなります。
年会費無料のクレジットカードで日常生活の決済に使うぶんには、いちいち気にすることではありません。
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