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資産運用の基本とネット証券の利点
<投資でお金を稼ぐ方法・基本マニュアル1>





証券会社では、株や債券などの金融商品を売っています。

私達のような一般人がなにかに投資をする場合は、証券会社が必要となります。

なので証券会社で、証券口座を開設することが必須です。


<投資のおおまかな手順>

  1. 証券口座を開設する

  2. 証券口座に銀行口座から資金を入金する

  3. 株、債券、FX外貨、投信、純金積立などの金融商品を買う

  4. 金融商品を保有した状態を継続してインカムゲインを獲得する

  5. 金融商品が値上がりしたら売って、キャピタルゲイン(売却益)で差益を獲得する


投資で稼ぐ方法としては、安いときに商品を買って、高くなったときに売ることで売却益を得る、という方法が主流です。

これをキャピタルゲインと言います。(損失がでたときはキャピタルロスと言います)

その一方で、金融商品を継続して保有することで、1年に1回、あるいは1年に3回など、定期的に獲得できる報酬があります。

これをインカムゲインといいます。

インカムゲインは金融商品によって、それぞれ呼び名が異なります。


<インカムゲインの呼び名>

金融商品対応するインカムゲイン
配当金株主優待
債券預金利子
FX外貨スワップポイント
投信分配金
純金積立なし
不動産家賃収入

ネット証券の利点


証券会社にはネット証券と総合証券があります。

ネット証券はインターネットの出現により発展した証券会社で、あらゆる投資のやりとりをすべてネット上で管理することができます。

ネット証券としては、SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券などが有名所です。

いっぽう総合証券は、従来のリアルの取引所で相談をすることで金融商品を買います。

こちらは大和証券が有名です。


現在はネット社会の発展でネット証券を使うのが一般的です。

これにより、仕事を持っている忙しい人も含めて、一般人は株を買いやすくなりました。

ネット証券を使ってネット上で投資をおこなうことを、オンライントレードと言います。

パソコンのみならず、携帯・スマホからのアクセスもできます。

ある株価になったら自動で株を売買させる機能(指値)などもついており、この機能は本職のある忙しい人にはうってつけです。


従来の総合証券と比較し、ネット証券のメリットとしては、以下のようなものがあります。


  • ネットですべてできるので、自宅でもできる

  • スマートフォンなどを使えば、どこからでもアクセスできる

  • 口座開設費、年会費、維持費などが無料

  • 24時間、夜中でも作業できる

  • 各手数料が安い

  • 小規模な金額でもできる

  • 情報収集などのツールが優れている

  • 営業マンからの勧誘の電話がこない

  • 各証券会社のポイントがたまる


2009年1月以降、ネット証券の普及で、株券はすべて電子化、現在では完全無形となっており、株はすべてネット上で管理されています。

現在株や債券をネット証券以外の証券会社や銀行で管理している人は、ネット証券への移管も簡単にすみます。

金融商品を一回売却してから購入しなおすのも、税金などの面で手間がかかりますから、これを機に移管しておくことをオススメします。


ネット証券の口座開設について


ネット銀行の口座開設と同じように、証券口座の開設も非常に簡単です。


  1. ネット上で必要事項を書く

  2. 保険証などの身分証明をコンビニで白黒コピーしておく

  3. 印鑑を買っておく(100円で売られてるものでOK)

  4. 郵便物が届くので、用紙に必要事項を書き、署名、捺印する

  5. 用紙と身分証明コピーを同封して送り返す


開設の年齢制限についてですが、FXは20歳以上が基本です。

しかし株だけという場合には、法律で年齢制限はありません

未成年者でも口座を作れる証券会社は多いので、小学生や中学生も積極的に参加していきましょう


子供が証券口座をひらくにあたって、以下のような条件が提示されることが多いです。


  • 書類提出時に親権者の署名・捺印の同意書を同封

  • 書類提出時に家族関係のわかる書類(住民票など)を同封

  • 親権者が証券口座を開設していること


住民票については、保険証などの身分証明と適当なキャッシュカードをもって役所にいけば、200円程度で写しを発行してもらえます。

なおFXについては、DMM FXのように専用の業者がFXオンリーの形で運営していたり、GMOクリック証券のように、他の金融商品とないまぜにして総合的に扱っているところもあります。


複数のネット証券・ネット銀行の口座を開いておく


基本的にネット証券口座の開設費・維持費・年会費などはすべて無料です。

なので有名所の証券口座は、ひととおりすべて開いておくことをオススメします。

だいたい本格的に投資をおこなう人は、複数の口座を使いわけます

各証券会社の資料請求も無料ですので、参考にしましょう。

またなにかとネットバンキングに便利なネット銀行も、あわせて開設しておきましょう。


<証券口座を複数ひらくことのメリット>

  • それぞれの証券会社独特の便利な情報ツール・投資ツールが無料で使える

  • 売買手数料のシステムなどが異なるので使い分けができる

  • その証券会社特有の金融商品に手をだせる

  • 新規公開株(IPO)で当選する可能性が高くなる

  • 優待取りできる幅が広がる


特にツールについては口座を開設するだけで、お金を入金しなくても無料で使えるものが多いですので、なにかと重宝します。

また家族全員で証券口座を開いておくこともオススメです。

代行という形で家族の口座を使いわければ、株主優待の点などでメリットがあります。

詳細は以下の記事より。

● 株主優待で稼ぐ方法

さらに各ネット証券では、以下のようなキャンペーンも頻繁におこなっています。


  • 口座を開設するだけでお金がもらえる(カブドットコム証券など)

  • 初取引をするだけでお金がもらえる(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)

  • 家族や友達に口座開設をさせて取引させるとお金がもらえる


信用取引、海外ETF、FX、先物・オプションなど、通常の株以外の金融商品を買いたい場合は、証券口座を作ったあとに、さらに信用取引口座や外国株式取引口座、FX口座、先物オプション口座などを作る必要があります。

たとえばSBI証券ならSBI証券の口座を開いた後に「SBI証券の外国株式取引口座」「SBI証券の信用取引口座」、マネックス証券なら「マネックス証券の外国株式取引口座」「マネックス証券の信用取引口座」というふうに作っていくわけです。


それぞれふたたび郵送書類に署名、捺印、身分証明コピーなどをつけて送り返すこともありますので、これらをひととおり開設するまでには、時間がかかります。

こうした点からも、投資をやる気のない人も、とりあえず口座はひととおり開いておくことをオススメします。

もし自分が投資をする気になったとき、自分のやりたい投資がすぐにできないと、せっかくのやる気も削がれてしまうことになります。


オススメのネット証券口座・ネット銀行口座


以下に紹介するオススメの証券口座・ネット銀行は、開設費、維持費などがすべて無料です。



ネット銀行については、以下の3つがオススメです。



この3つを使えばネットバンキングが容易で、いちいちATMに行く必要もなく、ネット上ですべてのお金の操作をできます

特に住信SBIネット銀行はSBI証券と、楽天銀行は楽天証券と連動していますから、様々なメリットがあります。


ネットバンクの口座開設はネット証券と同じように、ネット上で必要事項を入力、家に送られた書類に署名・捺印、身分証明コピーとともにポストへ投函、その後キャッシュカードが送られてくる、という仕組みです。

通帳はネット上で管理されます。


■ 次ページ ネット投資の注文方法・売買方法の種類




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